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2019.2.5

2019ルーキー特集 第3回 菅沼 菜々

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2018年7月の最終プロテスト合格者は21人。2年目、初のオフを精力的に過ごしている。恒例のルーキー特集をお届けいたします。

 菅沼菜々(すがぬま・なな) 2000年2月10日 東京都出身

 前半の出場権を得た、17試合で最高のパフォーマンスを展開する。「テクニックよりも体力だと思う」と即答。そして、「1、2月は宮崎など、あたたかいところでトレーニングをします。プロテストに合格してから、QTなど順調にきている。というわけで、リランキングを強烈に意識すると、マイナスになるかもしれない。それよりも、賞金シードをとれるように…。そんな気持ちでシーズンを戦いたい」と語った。

 6歳からゴルフを始める。当然ながら、今日まで紆余曲折があった。「何が原因になったのかはわかりません。実は、高校2年の冬から高校3年の夏にかけて無気力症候群になって…。理由はわからないけど、クラブを握るのもイヤでたまらない」といい、「電車や飛行機など、乗り物にも乗れなくなった。パニック障害まで引き起こした」と告白している。

 一方で、ゴルフを再開すると17年の「日本ジュニアゴルフ選手権競技」を制するなど一気に頭角を表した。「タイトルをとって、初めてプロを目指す覚悟ができた。いろいろな面で強くなれたと思います。プロテストも一発合格できた。ただ、病気をすべて克服したわけではない。だいぶ、乗り物にはなれてきたけど、少し飛行機などは不安があります。でも、気持ちでは大丈夫。もう、プロですから」と力強い。

 セールスポイントはパッティング。「ロングパットが結構、決まります。見てくださるギャラリーの皆さん、とても無理だなんて思わないでカップへボールが入るまで見届けてください。お願いいたします」とアピールする。というのは、小学6年から続けている連夜の練習が大きい。「長い時間ではないけど、寝る前にパッティングを行うことが日課になった。それは、ずっと変わりません。続けていたら、パッティングが得意に。継続は力です」。なるほど、ローマは一日にして成らずだった。
(※掲載は取材順)


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