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2019.3.8

自然体で66 比嘉真美子−2019スタイル

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2019年LPGAツアー開幕戦『第32回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』第2日が、沖縄県南城市・琉球ゴルフ倶楽部(6514ヤード/パー72)で行われ、地元・沖縄出身の比嘉真美子が通算8アンダーで単独首位に立った。2位は、通算6アンダーの小祝さくら。
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 比嘉真美子、インスタートの最終9番ホール。119ヤードの第2打はPWを選択した。ゆったりとしたスイングから、素晴らしいショットが飛び出す。そして、視界から「ボールが消えた」という。イーグルの離れ業に、地元のファンが静まり返った。一瞬の後、大歓声が起こる。

 「ボールが消えた瞬間、入ったと思った。打つ前は、番手間の距離で少しだけ悩んだけど、大きめのクラブを選択。うまくコントロールショットができた。イメージ通りです。本当にいいラウンドでした。イーグルは、ごほうびのようなものだけど」と謙そんしながら振り返った。

 2019年シーズンを前に、心掛けたのは自然体。ただでさえ緊張する開幕戦でも、きっちりと実践した。「きょうも、特別なことなど何もしていません。唯一、いえるのは当たり前を一生懸命にやりました。特に各ホール、やるべきことに集中したと1日。ティーショットで、フェアウェイを2、3回はずしたけど、すごくリラックスしていた。だから、スイングにゆとりが出て、いいリズムをつくったと思います」。

 今オフの重点テーマは、「シーズンの最後まで、しっかりと優勝争いをすることです。それには、けがをしない体づくり。食事面からしっかりと見直した。また、気持ちの面では、自分を信じる。去年の成績(18年賞金ランキング4位)が自信になった。準備のため、やるべきことはすべて行ったと思います。だから、リラックスしてプレーできているのでしょう。きのう、きょうもアンダーパーですからね」といい、開幕Vに関しては、「4日間のまだ、半分です。残りの半分へ向けて、いいスタートが切れた。勝負は、最終日のバック9ですよ。ただ、地元ということではなく、出場した試合はすべて、全力で勝ちに行く。それが、いろいろな方へ感謝の気持ちです」と言葉にした。

 実に頼もしい。今年の比嘉はひとまわり、いや無限大の可能性を秘めている。

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