2019.3.8
小祝さくら 2年目のジンクスへ挑戦
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
第32回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)第2日
2年目のジンクス。アスリートには避けて通れない宿命だ。小祝さくらの場合はどうだろう。質問をすると、スッと背筋が伸びた。「(コーチの)辻村プロから今年、最初にいわれたことです。1シーズンだけ活躍し、その後、伸び悩んでしまった選手がたくさんいると…」。それだけに、「慢心はありません。今年から、3年ぐらいでしっかりと基礎をつくっていきます」と改めて、気を引き締めたそうだ。
当然ながら、67の好スコアで2位へ浮上したが、うかれた言葉など皆無。「うまくいきません。7番のボギーが悔しい。きのう、きょうと2日連続ですからね。とにかく悔いが残る」と首をひねった。充実のオフを過ごしている。特に磨きをかけたのはショートゲーム。今大会は2日間続けてのアンダーパーである。プロ3年目の進化を示す証ではないだろうか。
「今年、練習したようにできるかといわれると、まだ胸を張って、できます−という自信はなかった。でも、大会がスタートして2日間、アンダーパーのラウンドだから、いい感じだと思います」と、いつものように控えめに話した。しとやかなヤマトなでしこをイメージさせる。ところが、プライベートはイメージとは違う。「気分転換は、プロレスとKポップです」とパッと満面に笑みが広がる。意外性も、また持ち味だ。
「4日間大会が今年、増えました。すごく大変だなぁと感じます。ただ、4日間大会は、実力がストレートに表れる。しっかりと頑張りたい。自分に厳しく、です。去年は気が抜けすぎたかもしれない」と優勝争いを逃した18年の自戒を込めていた。
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