2025.6.7
宮田成華がツアー初優勝に王手
2019.6.23
<Photo:Matt Roberts/Getty Images>
ニチレイレディス 袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(千葉県)最終日
勝負は時の運。高橋彩華は初体験のプレーオフで、緊張を隠せなかった。第1打、知らないうちに力が入る。「アマチュアの時もプレーオフは未経験。だから、ちょっと力んで、ボールが左へ飛び出した分、木に当たり下に落ちてしまった」という。アドバンテージを握られたが、それでも身上の粘りを発揮。優勝を飾った鈴木愛を最後まで苦しめた。
特に、さすが黄金世代−と目を見張ったのは18番。2オンに成功してバーディー奪取に成功する。「絶対にバーディーをとらなければ、優勝争いに残れない」と奮起。第2打は、「100%の力でクラブを振って、うまくバンカーを越えた」。プロ入り後、初めての優勝争いについて、「1番のバーディーでいいスタートが切れた。でも、9番の3パットが…。そこから流れが悪くなって、ショットの調子がいまひとつだった」と振り返る。
とはいえ、次戦へ向けて、確かな手応えをつかんだ様子。「最近、調子がいいからようやく乗ってきたと思ったけど、優勝争いの緊張感がある状況では、悪い面が出てしまう。まだまだです。1Wとパッティングをもっと、もっと練習しなければなりません。でも、ショットが悪くてもアプローチで耐えることができた」と話した。
そして、「次は、プレーオフをしないで勝てるように頑張りたい」。賞金ランキングが28位へ浮上した。次戦は、もちろん注目選手の1人である。