2019.9.8
2位タイの淺井咲希 ショートを猛省
<Photo:Toru Hanai/Getty Images>
ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント GOLF5カントリーサニーフィールド(茨城県)最終日
深いため息が漏れた。勢いは確かにある。ところが…。淺井咲希、18番の2メートルのバーディートライは、カップの縁でストップしてしまう。決まれば、イミニョンとのプレーオフ進出が決まったシーン。「すごく下っているように見えた。いつものように、スーッと手が出ない。大事な場面で、ショートをしているようじゃダメです」と反省の言葉を絞り出す。LPGAツアー初優勝のウイニングパットの再現とはならなかった。
最終日は終始、粘り強いプレーを続ける。しかし、「スコアだけを見たら、いいプレーに見えたかもしれない。でも、同組のお二人がパッティングを決められなかっただけ。きょうは、私らしい、ピンを攻めるプレーが全くできていない」。これもまた、勝負である。
大会を振り返り、「持てる力をすべて出し切った。それだけに、18番のバーディーパットですべてを台無しにした」とうつむきながら語った。ラウンド後、申ジエの元へ。熱心に話を聞いた。「いいプレーだったと褒めてくださった。パッティンググリップについてもお聞きして、とても参考になりました。クローグリップは、手に力を入れないため。最後のように、転がらないことがあると教えてくださった」と明かし、「しっかりラインに乗っていたところは素晴らしい」と激励されたそうだ。
2勝目へ布石。悔しさの中に、希望を見いだした。
(メディア管理部・中山 亜子)
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