2025.6.8
西郷真央と古江彩佳が1差2位へ浮上し最終日へ
2013.8.23
パッティング好調の2選手が高速グリーンを攻略
2013年度LPGAツアー第22戦『CAT Ladies』の第1日が、神奈川県足柄下郡箱根町の大箱根カントリークラブ(6,655ヤード/パー73)で開催され、佐伯三貴とナダエ(韓国)が7アンダーで首位に立った。2打差の3位タイに笠りつ子ら5選手が続いている。(天候:曇り、気温:27℃、風速:5m)
7バーディー・ノーボギー。最高のコースメンテナンスが生み出した、13フィートを超えようかという “超”高速グリーンを攻略したのは、佐伯三貴とナダエ。共にパッティングを得意とする2人がこの究極のセッティングでその実力を発揮した。佐伯三貴は「今日はパッティング。ショットはパラパラと散っていたので、パッティングに助けられました。今日のスコアは奇跡的」と振り返った。決して調子がいい訳ではない。7月末に行われた『全英リコー女子オープン』では首位争いを演じ7位タイと健闘。その後は硬いフェアウェイで手首を痛め、国内ツアーを2週連続欠場。それでも「悪い時こそ集中できるもの。イギリスでもそうだった」とここ一番での集中力は、さらに磨きがかかった。「手首は大丈夫。これで満足しないように明日もしっかりと伸ばして行きたい」と気を引き締めて2日目に臨む。
連続予選落ちから一転、7月のオープンウィーク後から絶好調をキープしているナダエ。この日も「大きなミスもなく、バーディーチャンスでしっかりと決められました」と危なげないプレーで着実にスコアを伸ばした。この日は雷雲接近の影響で16番の2打目を迎えた時点で競技が一時中断。再開後は「5mのチャンスにつけたんですが、真っ暗でラインがわからなくて」とこのホールをパーとしたが、17番では10m、18番でも2mを沈め、首位タイで初日を終えた。「グリーンが速くて心配だったけど、今日の朝練習した時のタッチが良かった」とさすがの対応力で高速グリーンを見事に攻略した彼女。「ショットもパットも良くてゴルフが楽になりました。明日は楽しく、ドキドキしないように」と明日も好調を維持したい。
笠りつ子 (3位タイ:-5)
「後半はドライバーが悪くて、右に、右にいっていて、最後も右にいって、埋まってチョロしてと…。2番で3パットのボギーをしてしまいましたが、早いグリーンが好きなのでタッチを合わせるようにやってきました。(明日は)今日悪かったところを修正して、最後に爆発できるように明日は溜めていきます」。
菊地絵理香 (3位タイ:-5)
「(ノーボギーの68で)ショットが良かったので、いくつかもったいないのを外したところもありましたが、良いスタートだと思います。(最終戦の)リコーカップに出るのが目標なので、ベスト10やベスト5の回数を増やしていって、出来れば優勝したいですね」。
中村香織 (3位タイ:-5)
「悔しいのもありましたが、パッティングが良かったので、スコアになりました。(シード権がほぼ決まって)人生で初めてなので。こんなに自分のしたいことを試合で出来ることが初めての経験です。いつもはシードを気にしてプレーをしていました。(そろそろ優勝?)自分のゴルフをやって最後に狙える位置にいたらガンガンいきたいです」。
辻梨恵 (3位タイ:-5)
「(4戦予選落ちが続いて今週変わったことは?)グリーンの見た目と速さが合っています。先週はタッチが全然合っていなくて、見た目は速くなかったけど、打つと速くて。ここはフェアウェイも広いので曲がらなければ短いクラブで打てるし、そんなに相性は悪くないと思います。今週は3日間アンダーパーが目標なので、しっかりアンダーで回っていきたいです」。
横峯さくら (8位タイ:-4)
「凡ミスでボギーを2つ打っているので、すごくもったいないですね。(予選通過が途絶えて試合に入った心境は)楽と行ったら変ですけど、通過記録ばかりに囚われていたのかなと感じました。無意識にそういう風になっていたのかなと。(記録が途絶えて、今後の目標とかは)早く勝ちたい気持ちが強いですね」。
東浩子 (8位タイ:-4)
「今日は持ち味のアイアンが生かせたと思います。最近はパッティングが良くてバーディーがとれることが多かったけど、今日はショットに手応えがあったので。ショットが切れてバーディーが獲れる方が気持ち良いので、回りやすかったです。ベストフィニッシュを目指しつつ、調子が良ければ優勝も狙っていきたいです」。
佐々木慶子 (21位タイ:-2) ※13番ホールでアルバトロス
「ティーショットはあまり良くなかったのですが、フェアウェイ右サイドから転がってくれて、エッジまで210ヤードまで出てきてくれたので、狙える距離だなと。奥から左に行けばと思って3番ウッドを握りました。打って強く出たので、オーバーするかと思っていたけど、普通に歩いている時にギャラリーから“入った”と聞いて、半信半疑のまま歩いていました。ビックリですね。全然見えなかったので、実感はないですね」。