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2020.11.14

いざ、22歳 渋野日向子-ゴルフ&卵料理で勝負

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第36回伊藤園レディスゴルフトーナメント グレートアイランド倶楽部(千葉県)第2日

 目標の予選突破は果たした。21歳、最後の日。渋野日向子は脳裏へ浮かんでは消える、トラウマともいえそうなワンシーンを払しょくしようと懸命だった。「去年、18番でボギーを打ち、予選落ちしたことが頭から離れない。今年、イーブンパーでは、予選通過が難しいと思っていたので、後半はずっと(予選通過ラインを)気にしながらのラウンド。しびれました。とりあえず、あすは誕生日。目標をクリアで来たので安心しました」という。

 この日の内容は1バーディー、2ボギーの73。42位タイという成績も決して満足できるものではない。この1年を「ポンコツな年」と言い表す。ただし、悪いことがあれば、良いことがある-ことが勝負の世界。22歳の1年へ向け、少しだけ手応えを感じている。

 17、18番の連続パーセーブ。「18番、2メートルのパーパットは今季のベストです。シビアな場面になると、外すことが多かった。また、17番のバンカーショットも今季のベストショットだと思います。20ヤードぐらい。ほぼイメージ通りで1.5メートルに寄せることができた」そうだ。苦しみながらも、歩みを止めることはない。

 ただし、ちょっと気になることも。右足を気にする素振りを見せた。「靴ズレ、原因不明の痛みがちょっと…。右足裏です。スイングはできるけど、ちょっとかばいながらプレーをしている。これを言い訳にはしたくはありません」。ちょっと、暗いムードを察知したのか、すぐさま、明るい話題へスイッチする心配りが、素晴らしい。「22歳の目標は目玉焼きより、いい卵料理をつくる。それから、日本、アメリカ、ヨーロッパツアーでも頑張りたい。覚悟はできています」と宣言した。

 世界中のファンが、スマイリングシンデレラを待っている。

(メディア管理部・宮崎 善秀)

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