ターゲットは18/18　渋野日向子『夢ではない』

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

Tポイント×ＥＮＥＯＳ ゴルフトーナメント　鹿児島高牧カントリークラブ（鹿児島県）最終日

　大きな前進。渋野日向子は3バーディー、1ダブルボギー、2ボギーの72で最終日を終えた。今回も優勝争いへ加わることができなかったものの、前2戦とは違い、「収穫があった」と頷いた。

　ゴルフは自然と戦うスポーツ。前日のように、雨はもちろんのことだが、やはり選手を悩ますのは風の対応だ。「フルショットを減らし、抑えたショットでクラブを振り切ることができたと思います。今年は毎度、毎度、風が強い。それでも、風にボールが流される幅が少なくなってきたと思います。去年、右はしにボールを置いて、抑えて打つことだけをやってきた」といい、「風と友だちになりかけた」と明るい表情で解説した。

　次週は渡米直前の1戦。何としても結果を残したいところに違いない。「予選を通過できるように」と控えめに表現したが、「ギャラリーの皆さんの前でプレーができる。楽しみです。今、こだわっているのはパーオン率。ただ、今のスイングが完成すれば、18分の18も夢ではない」。

　歯切れがいい。次は-の意気込みが伝わってきた。

(メディア管理部・鈴木　孝之)