2021.4.22
小祝さくら 連続99試合&川奈へ挑む
<Photo:Masterpress/Getty Images>
39th フジサンケイレディスクラシック 川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)
記録を意識しているわけではない。今大会、小祝さくらが連続出場99試合目を迎える。2000年以降、表純子の241試合を筆頭に、連続100試合を超える選手は別掲のように、わずか4人。継続中の選手では最長だ。
前2試合、2位と優勝まであと一歩及ばなかった。それでも、連戦の疲れなどを気にする素振りはなし。「変わらずきています。ショットの調子はまずまずだと思う。アップダウンがきついので、きのうときょうは9ホールずつをプレーした。でも、グリーンが難しい。率直な印象は、これまで2回出場したけど、こんなに芝目がきついかなぁ…。見た目のイメージを壊してストロークしなければなりませんね」と、静かに警報を鳴らした。
というわけで、ちょっとした対策をとっている。パターのシャフトをカタいものに交換。「ボールの転がりがほんの少し、長い。長くフェースヘ乗っかるようにストロークしなければならない」と説明を加えた。一方で、賞金600万円がかかる、パー3の17番の攻略法について、「第1打は5I。私はグリーンのセンターへ乗せれば十分という気持ちで打ちます。だけど、そうやって打ってもなかなかグリーンへオンはしない。一昨年、ホールインワンを達成した選手がいるけど、どうやれば入るのか、私には少しもわからない」と苦笑する。とはいえ過去2回、快挙の前例があるだけに、ぜひ挑戦してほしい。
連続出場を続けることは、同じ若手でもより多くの経験を積んできたことに。試合で学ぶことは大きい。また、常に最善の準備を整えている。今年、抜群の安定感を示し賞金女王へ快走する様は、自身が目指すプロフェッショナルの姿なのだ。
(メディア管理部・鈴木 孝之)
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