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2021.4.23

17年連続出場の藤田 川奈スペシャルで3位

<Photo:Masterpress/Getty Images>

39th フジサンケイレディスクラシック 川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)第1日

 リンクスの絶景がお気に入りだ。藤田さいきは、2004年から17回連続出場。2番でグリーン右から15ヤードのチップインバーディーを決めたシーンが印象に残る。コースの隅々まで熟知。今回もクラブセッティングを工夫した。ウェッジの3本対策で、グリーンまわりの1打に備えている。

 「私は、あまりアプローチが得意ではない。だけど、前週もチップインがあったし、きょうもまた…。きっと調子が良いのでしょうね」と、他人事のように振り返った。この日は5バーディー、1ボギーの67。3位タイと好スタートを切っている。ただし、すごく好きなコースでも、「すごく疲れる。アップダウンの少ないところを探して、ちょっと遠回りでも平坦なところを選んで歩く。また、坂を登り切ったら一度、休憩を。無事にホールアウトすることが目標です」と、話しながら苦笑した。

 一方で、用具や用品などこだわりが見え隠れする。使用ボールはVOLVIK。一般ではあまりなじみがないブランドだ。「メーカーの方とお話をすると、こだわりの塊のようなところに興味をもった。テストをする際も、ものすごい人数のスタッフが私のために細心の注意を払ってくださった」という。とりわけ、着目したのはスピン量だった。「スピンを抑えたい。以前は3000を超えていたけど、今は2500を切るぐらい。ちょうどいいと思います。1Wの飛距離が落ちていない。若い選手よりも飛ぶとは思わないけど、ちゃんとついていっている」と、うれしそうだ。パールホワイトのボールも、グリーンに映えた。これもこだわりだろう。

 選手の競争が激化。より消長の激しい時代でも存在をアピールした。改めて、17年連続の出場を「ホメてください」。さらに、「丈夫な体をいただいた両親のおかげですね」と感謝の心を忘れない。新緑の川奈、この人の季節だ。

(メディア管理部・中山 亜子)

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