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2021.5.1

裏街道から一気 稲見萌寧がきた

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント 浜野ゴルフクラブ(千葉県)第2日

 乗っている選手は、やはりすごい。今年に入って勝率5割という快進撃が続く稲見萌寧が、ムービングデーのこの日、67をマーク。前日の53位タイから一気にジャンプアップした。

 「スタートがはやい時間。序盤の3連続バーディーでいい流れを味方にすることができた。もっとバーディーチャンスがあったけど、トータルで考えればいい内容だったでしょう」と、満足そうにほほ笑んだ。前日はイーブンパー。第2日は、10番スタートの裏街道だった。

 「修正したことは、ほとんどない。きのうは、風のジャッジミスとパッティングの距離感がいまひとつ。前週のイメージがまだあったから、うまくいかなかったと思います」と話した。12番で1.5メートルのバーディーを沈めた勢いで、13番は左手前10メートルからの離れ業。14番でも1メートルをきっちりと決めている。

 さらには、16番、ピン奥11メートルからのバーディーチャンスもタメ息が漏れるほどだ。「いいイメージが浮かんできた。その通りにストロークをしたら、バーディーです」と加えた。ところが、好事魔多し。前半最後の18番、5Wの第2打がOBに。「中途半端なクラブの選択ミスです。一度、戻って4Uで打ちなおしました」。

 とはいえ、ミスを最小限にとどめた3メートルのボギーパットを決めたシーンは、最もインパクトがあったといえよう。「最悪、外れても仕方がないと思ったけど、ここまでのプレーをムダにはしたくはない。ラインがはっきりと見えていたし、そこへストロークをして決める-と迷いがなかった」と解説した。

 21年、シーズンが再開してから8戦4勝。とりわけ、際立っているのは、ムービングデーの強さだ。「第1日に出遅れることがタマにある。予選通過ができるのか…。そんな危機感がいい方へ向いている。そして、ハイスコアが出るような流れをつくるのでしょうか」と話した。

 最終日もまた優勝を争う1人に。2週連続はもちろん、9戦5勝となれば、勝率は5割5分5厘へあがる。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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