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2021.5.6

菊地絵理香に吉兆 68で絶好のスタート

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部(茨城県)第1日

 菊地絵理香が5バーディー、1ボギーの68をマーク。4アンダーと好スタートを切った。32歳。ベテランの域に入りつつある。JLPGAツアー3勝をマーク。ところが、アマチュア時代の2回を含め、公式競技では46回目の挑戦だが、善戦しながらも優勝へは手が届かない。前週、パナソニックオープンレディースを制した2歳上の上田桃子も同じ46回目のチャレンジ。経験豊かな選手がさらなる存在を示す絶好のチャンスともいえよう。

 素晴らしいコースは距離が長く、ラフが深い。グリーンもより難しくなった。この日はボギーが先行したが、続く4番で、残り115ヤードの第2打をPWでピン奥70センチへナイスオン。バーディー奪取でバウンスバックに成功した。そして、後半は13、15、16、17番で怒涛のバーディーラッシュ。「ショットの感触がすごくいい。距離のジャッジもしやすかった。さらに、グリーンも難しいポジションには行くことがなかった。おかげで、ストレスなしです」と抜群の手応えを語る。

 それだけに、「(第2日以降は)もっと、もっと難しいセッティングになれば…。わくわくしてもっと、楽しくなる」と言葉が弾んだ。難度があがれば、経験に裏打ちされたテクニックが生きる。「コースに試されている感じが、すごく好きです。もちろん思い通りのプレーができなければ悔しい。でも、セッティングが難しくなれば、長所と欠点がわかりやすくなる」と加えた。

 そして、公式競技での自身について、「土壇場で崩れるので、(相性が)いいのか悪いのかわからない」。ただし、夫の新岡隆三郎氏がキャディーを務めた岩田寛が、前週の中日クラウンズで6年ぶりのツアー優勝を飾った。「流れとか、運を私も借りたい」。ルーキーのように目を輝かせた。

(オフィシャルライター・宮脇 廣久)


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