2021.5.8
3度目の正直なるか 西村優菜-勝負は後半
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)第3日
JLPGAツアー新時代到来を告げるような最終日、最終組のペアリングである。3打差を追いかける2位タイの西村優菜は、「3度目の正直…」といい、相好を崩した。プロ2年目にもかかわらず、公式競技ではすでに2度の最終日、最終組を経験。150センチと小柄ながら、大一番で強い。
この日は、「ノーボギーが良かった」としながらも、「前半、ショットの調子が良かった。たくさんチャンスがあったと思います。しかし、後半になってショットがちょっと乱れて結局、バーディーが少ない。アプローチとパッティングでカバー。ちょっと怪しかったです」と振り返っている。
今大会の目標は、4日間すべてを60台のスコアでプレーすること。「もちろん、最終日も同じです。トップと3打差があるけど、結果はわからない。私が60台のプレーをすればチャンスがあると思います」と話した。さらに、過去2回の最終日、最終組について、「日本女子プロ選手権コニカミノルタカップは、戦い方がいまひとつ。頭の中が真っ白でした。それから、リコーカップは気持ちが入りすぎ。アウトでスコアを落とすのは私らしくない。あすは平常心を心がける」。大きく頷いた。
スタッツを調べると、特性がわかる。バーディー数が多い。248で3位。他でも、平均パット数が5位で、フェアウエイキープ率が4位とルーキーシーズンながら、大健闘している。飛距離が武器ではない。フェアウエイキープとパッティングでバーディーを量産する。
1番で披露した4メートルのバーディー奪取。また、10番のグリーン奥から58度で決めたチップインが印象的だ。昨年のツアー初優勝は大逆転。サンデーバックナインでドラマをつくるか。
(メディア管理部・中山 亜子)
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