好調続く大里桃子　5月は1勝、2位3回

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン　中京ゴルフ倶楽部石野コース（愛知県）最終日

　好調期間が長いのは、稲見萌寧ばかりではない。大里桃子が最終日、5バーディー、1ボギーで2位へ浮上。「持ち味の粘り強さをうまく生かした。パッティングがしっかり打てる。アイアンショットがうまくピンに絡んで、チャンスをつくることができた」と振り返った。

　プロゴルフ界でよく指摘されるのは、優勝した後のパフォーマンスだ。5月はここまで1勝、2位が3回と抜群の安定感を示した。すでに優勝は臨めなかったが連続バーディーでフィニッシュ。17番、第2打を30センチにつけた鋭さ。18番は手前から4メートルをカップインさせるしぶとさは、間違いなく次へつながる。今オフ、精度を求めたスイング改造が「ようやく全身に染み付いた。それが試合で安定している要因かもしれない。たとえ、ミスをしても許容範囲で収まっている」と表情は明るい。となれば、シーズン2勝目をはやくとなりそうだが、「できればうれしいけど、時の運に任せましょう」。コース外ではおおらかに構える。

　今大会は用具契約をする、ブリヂストンスポーツ主催の大事な一戦。試合後、SNSの撮影では、「クラブとボールが良かった。皆さんにもお勧めします」とセールストークを。プロモーションも積極的だった。

(メディア管理部・鈴木　孝之)