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2021.6.23

渡邉彩香 大改造16番をいかに-

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第31戦『アース・モンダミンカップ』(賞金総額3億円・優勝賞金5,400万円)が6月24日、千葉県袖ケ浦市・カメリアヒルズカントリークラブ(6,639ヤード/パー72)で開幕する。23日は指定練習日。公式記者会見が行われた。また、今大会終了後、第2回リランキングが実施される。各選手、より気合が入る4日間。

 ディフェンディングチャンピオン・渡邉彩香が、18番グリーン奥にそびえるギャラリースタンド(ダイヤモンドボックス)を「雰囲気が海外メジャーのようです。ワクワクする」と感想を語った。5年ぶりの復活Vを果たして、1年が過ぎる。最終調整を終え、改めてコースの印象を「去年も、ラフがこんなに長かったかなぁ。イメージはいいけど、難しい」。

 コースは毎年、改造され、選手へ大いなる挑戦をうながすことが大会のコンセプトである。16番はグリーンと、右フェアウェイバンカーに大改造が加えられた。もっとも気になるホールだ。「第1打、セカンドをどう攻めようか。もし、ピンポジションが左だったら…。(第2打は)絶対、フェアウェイから打ちたい。5Wで(残り)150ヤードを切るくらいになると思うけど、そこへレイアップすることも考える。また、風がフォローだったら、バンカーを越えるチャンスもあるでしょう。1Wでバンカー越えを狙うことも、私のスタイルです」という。抜群の飛距離が武器だ。コースマネジメントの選択肢が多いことも、優勝がもたらした自信の表れなのだろう。

 昨年の今大会以降、「大きく崩れることがなくなった。でも、そのあとに優勝がない。優勝争いも少ないです。物足りない」と振り返った。ただし、「あまり期待をしすぎない。今できること、取り組んでいることを地道にコツコツとやる。去年も、そうやって結果が出た」と迷いはなし。ことのほか、すがすがしい表情を浮かべたのは、心まで澄み切った状況にあるからに違いない。20年、JLPGAツアーで予備日適用の月曜決戦を制した。優勝会見でしみじみと、「クラブが気持ち良く振れた。私から1Wをとったら、何が残るか」という言葉が忘れられない。初志貫徹が試される。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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