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2021.6.30

気力充実のリハナ 7月は首位固め

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 2020-21シーズンJLPGAステップ・アップ・ツアー第15戦『Skyレディース ABC杯』(賞金総額4,000万円、優勝賞金720万円)大会第2日が30日、兵庫県加東市・ABCゴルフ倶楽部(6,590ヤード/パー72)で行われた。リハナがこの日も好調をアピール。通算7アンダーとスコアを伸ばし単独首位に立った。通算4アンダーで、2位へ浮上したのは、JLPGAツアー5勝の服部真夕。
(天候:曇り時々晴れ 気温:28.2℃ 風速:2.6m/s)

 勢いがある。リハナはステップ賞金ランキングでも首位を快走中だ。前週、今年最大目標の最終プロテストを突破した。「体力的、精神的にも疲れている。でも、ステップでは初の4日間大会。ここで勝つことに大きな意味がある」と、連日の60台をマーク。気力充実の証明だろう。

 しかし、この日は苦難のスタート。2、3番と連続ボギーを叩いた。イヤな流れを変えたのは5番。第2打をグリーン左へ外した。「ラフだから難しかったけど、うまく打てた」と、残り10ヤードの第3打を56度で、チップインバーディー。また、パー3の8番でも、第1打をグリーン右に外した。が、8ヤードのチップインバーディーはお見事としかいいようがない。「打球はちょっと強かった。でも、うまくピンに当たって…。ラッキーです」と、幸運まで味方につけてしまった。

 「6月が勝負」と宣言。来季を左右する大一番の連続である。優勝すれば、年間獲得賞金が2,000万円を突破。シーズン賞金ランキング1位の大きなアドバンテージに変わるだろう。また、ステップ11試合の平均ストロークは70.9667の1位と安定感に優れている。それだけに、年間平均ストローク60台を「意識している」とも。となれば、あすからの7月も大勝負である。

(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)

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