小祝さくら　黄金カード再現に「楽しみ」

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ イーグルポイントゴルフクラブ（茨城県）

　第1日はTポイント×ENEOS第1日以来、稲見萌寧、渋野日向子との直接対決が待っている。「ギャラリーの皆さんがいらっしゃる。本当に楽しみです」と笑顔を浮かべた。今大会は、ディフェンチャンピオンと臨む大一番。19年は鮮やかな逆転Vを飾っているだけにイメージがいい。ただし、慎重に言葉を選び、連覇へ向けたメッセージは、「一昨年より、距離が伸びているホールがあった。しかし、例年よりもラフが短いと思います。ティーショットで正確にいい球を打つ。当たり前ですけど、すごく大事でしょう。たくさんバーディーを獲らなければいけないと思う」と、正確かつ攻撃スタイルへ意欲をのぞかせた。

　では、自身のショットの調子はどうなのか。「まだ、安定していない。でも、すごく悪いわけではありません。うまく調整して、あすに備えます」という。修正力の確かさは実証済み。また、あまり調子が良すぎるよりも、少し不安を抱えていたほうが本番では成績がいい－という実績も見逃せない。賞金女王奪取を公言。目指すものは、常にハイレベルだ。現在、パーセーブ率、パーオン率ともに19年を上回り、今シーズンは賞金ランキング1位に立ってから17試合連続で死守している。

　前週は故郷・北海道でリラックスムードもあったが、今回は引き締まった表情が際立つ。それだけに、集中力が高まっている証拠だろう。というのは、あすから、気温が上昇。自然の難敵へ立ち向かう心構えができたからだ。

(メディア管理部・鈴木　孝之)