2021.7.24
好機到来 西郷真央が挑むホステスV
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
大東建託・いい部屋ネットレディス 滝のカントリークラブ(北海道)第3日
19歳とは思えないほど落ち着きがある。西郷真央が、きょうもいい仕事をした。「最後まであきらめない。全力のプレーをすると、コメントしました。開幕前から大会を盛り上げることが目標のひとつ。まずは、ひと安心です」という。ホステスプロの心意気が表れたシーンは、パー5の8番。「きょうのプレーでもっとも印象に残っている。4Uの第2打がかなり右へ流された。しっかり、2パットであがれたことが良かったと思う」と話した。
このホール、2オンに成功したが、イーグルパットは17メートルも。「かなり難しいパッティングです。ピンの右、5メートルを狙って打ち出したぐらい。本当に良かった」と至難のバーディー奪取を説明する。他にも技ありのプレーを随所で披露。7バーディーでしかもノーボギーのラウンドである。
「一番の要因は、ショットが安定していたことです。洋芝はイメージがいい。フェアウエイをキープすれば、次が狙いやすい。精度が増す」とも。ムービングデーは、「スコアを伸ばせるだけ伸ばすことが目標」と振り返った。最終日は、堂々と最終組で優勝争いを演じる。首位の申ジエを2打差で追う。
申について、「尊敬しているおひとり。上手で、強さがあり、メンタルのコントロールが優れている方です」と即答。同組でプレーするのは2度目だ。「去年の三菱電機レディスでは、第2打の球筋、アドレス、素振りや、どうやってイメージを出すかなど、たくさん勉強させていただきました。でも、今回は勉強させていただくことはしません。目の前のボールだけに集中。最終ホール、最後のパッティングまで続けます」と誓っている。
そして、6月から2位フィニッシュが2回あるように好調は間違いなし。「今までの2位は、いろいろありました。それがすべて今回へつながっています」。毅然として語っている。堂々の会見が終了。その姿がいっそうたくましく映った。
(メディア管理部・中山 亜子)
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