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2021.7.29

迷いなし 吉田優利が自己ベストで首位

<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>

楽天スーパーレディース 東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫県)第1日

 ベストスコアの65をマーク。ロケットスタートに成功した吉田優利は、「ピンチは特になし。きょうはショットが安定していた」という。最も印象に残ったのは、パー3の8番。右のカラーから10ヤードを鮮やかにパターでカップインさせた。

 平均パット数は、もっかランキング2位。その理由がわかる素晴らしいシーンだった。天性の資質はもちろんだが、「ショットとパッティングの練習量を同じぐらいにしている」が好調を支えているのだろう。

 一方、試合で心がけているのは「雑念をのぞく」ことだ。「一度、決めたことに時間をかけない。直感を頼りにする決め打ちです。構えたら打つ」がスタイル。拝見するこちらまでも気持ちがいい。

 それだけに、「パーオン率をあげたい」をテーマに掲げる。「もうひとつスコアを伸ばせない要因は、やはりパーオン率。バーディーパットを打つことに意味がある」と話した。今大会は、「きのうのプロアマ大会でプレーしていて、グリーンの見た目とラインが合わないところが多かった。きょうは、ラインをしっかり読んでストロークしたことも良かったのでしょう」とも。気力、体力などが充実している証拠だ。

 「あすは、スタート時間が遅い。しっかり食べて、しっかり水分を補給します。きっちりと行わなければ、トレーニングと練習がムダになる」。起床して連日、体重と体脂肪率を計測することもルーティンになっている。「試合で進化するためです」のひとことが耳に残った。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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