2年目の進化を実感　吉田優利、好調キープ

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 軽井沢72ゴルフ北コース（長野県）

　JLPGAツアー初Vを達成した、吉田優利が通算2勝目へ挑む。第1日のペアリングは、東京オリンピック銀メダリスト・稲見萌寧、賞金ランキング1位の小祝さくら。注目が集まる。「稲見さんは、ショットの精度が高い。球の高さ、スピンなど自分の思った球筋で打てることがすごい。また、小祝さんは(コーチが同じため)いつも練習ラウンドで、ご一緒させていただいています。とにかく、楽しくプレーしたい」と目が輝く。

　そして、新たな決意を、「今大会から毎週、試合がある。ここが始まりのコースという気がします。きょうの練習ラウンドは、（去年は）もう少し大きい番手のクラブで打っていた…。そんなことを思い出しましたね」。要は、プロ2年目の進化を実感できたわけだ。

　もちろん、好調をキープしている。「調子は悪くありません。ピンポジション、コースコンディションでかなり変化する。転機を含め、しっかり対応します」と、よりマネジメントを重視する。一方、初優勝を経験して、「何勝も重ねていきたい。上田桃子さん、小祝さくらさんのように何勝もしている方は、改めてすごいなぁと感じた。私もそういう選手になりたい」と誓った。しっかりと地に足がついている。勢いがつき、2勝目のXデーは意外に早く訪れるような気がした。

(メディア管理部・鈴木　孝之)