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2021.9.3

ルーキー桑木志帆『意外と勝負強い』をPR

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント ゴルフ5カントリー 四日市コース(三重県)第1日

 ついにJLPGAツアーでプロデビュー。ルーキーの桑木志帆が68をマークし、5位タイと素晴らしいスタートを切った。「意外と勝負強い。最近、そう思い始めたところです」と、笑いながら話したのは、それだけの裏付けがあるからだ。

 まず、この日の内容を振り返る。インスタートの前半、5バーディー、ノーボギー。際立ったのは、パッティングだった。12、13番で9メートル。15番が5メートルなど、ロングパットを鮮やかに決めている。

 「パッティングはそれほど得意とはいえないけど…」と控えめながら、見るものの視線をくぎ付けにするほどだ。とはいえ、いいことばかりは続かない。後半へ入り、1、2番でミスが出て、連続ボギー。これには、大いに反省の言葉を口にして、こんな舞台裏を明かしている。

 「1番は1Wのミス。それから、2番が1.5メートルのパーパットを外してしまいました。いけませんね。でも、今までは、こんな流れになるとボギーが続いたりしたけど、食い止めました。3番も1.5メートルのパーパット。しかし、今度は壁ドンのいいパッティングができた。6番でバーディーを取り返せたのは、そのおかげだと思います」と振り返った。

 6月の最終プロテストは最終日の前半で37と苦戦。ところが、後半で巻き返して33をマークする。20位タイ、ギリギリで合格という忘れられない出来事があった。勝負強い-と自信を持ち始めたそうだ。

 現在、JLPGAの会員は1190人。最年長は84歳で、2003年1月生まれの桑木は最年少の18歳だ。もっか倉敷芸術科学大・生命科学部へ在学中。「コロナ禍でプロテストが延期。プロゴルファーの他、体育教師になる選択肢もあったから受験しました」と説明する。「会員最年少のことは知っていました。先輩の皆さんから嫌われないように頑張ります」。姿勢を正して一礼した。

 渋野日向子と同じ、岡山県出身。プロデビューのステップ・アップ・ツアー『山陰ご縁むす美レディース』で4位タイと健闘している。確かに実戦向き。というのも、1ストロークの重みを、最終プロテストで肝に銘じたからだろう。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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