2021.9.5
負のスパイラルを完全脱出 岡山絵里『次週こそ』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント ゴルフ5カントリー 四日市コース(三重県)最終日
終盤の猛チャージ。首位に並んだが岡山絵里は、プレーオフ2ホール目で敗れた。「悔しいけど、自信を取り戻すことができた。久々にいい内容のプレーだったと思います」と、つとめて明るく会見をスタートした。
この日は5バーディー、ノーボギーのラウンド。際立ったのはやはり16、17番の連続バーディーだろう。ショットメーカーの面目躍如。鋭さ、正確のふたつがボールへ乗り移っているかのようだ。ただし、PO2ホール目は、「ショットが右へ…。ボギーは仕方がない。次週へ向け、エネルギーをためていきます」。サバサバとした表情だった。
今年3月、アクサレディスで通算2勝目。勢いに乗って上昇へ転じるシナリオが、その2週後に頓挫してしまう。「富士フィルム・スタジオアリスで優勝のチャンスを逃してから、プレーに対して熱意が消えかかって…。練習でも、何か乗っていけない。試合も結果が出なくて」と、負のスパイラルへ陥ったことを激白。
周囲のさまざまな人から助言を受けたものの、答えを見出せない日々が続いた。しかし、前週のニトリレディスでひとつの解を見出す。「結局、私は私でしかない。他の選手と比較することをキッパリやめました。そうしたら、第3日で4アンダー。一番手大きなクラブを握り、コントロールショットをするより、常にフルショットの重要性がわかった。本当に、本当にうれしかったです」。心が晴れて、新鮮な気持ちで試合を迎えられるようになったそうだ。
気持ちひとつで、プレーが変わる-。きょうも、それを後半の9ホールで実感した。「通算15アンダーを目指してプレー。テーマを絞って後半はプレーできたと思う。ずっと自然体でいられたし」と、笑顔で語っている。
優勝した吉田優利が大絶賛の美しいスイング。次週はさらに、輝きが増すことは請け合いだ。大一番は秋晴れの心持ちで臨むに違いない。
(メディア管理部・鈴木 孝之)
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