2021.9.8
Vは誰 山崎千佳代-挑戦状
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 静ヒルズカントリークラブ(茨城県)
――優勝選手はどんなタイプか
「トップクラスの選手は一日4-5個バーディーをとる。そうなると、リカバリー力が問われる。よりボギーが少ない選手が上位にくるでしょう。あすの雨が心配ですが、第2日以降は曇りで風がない予報。アグレッシブなプレーをした選手が優勝争いに絡むと読んでいます」
――コースコンディションについて
「素晴らしいコースコンディションに整えていただきました。ラフの長さを90㎜でお願いしましたが、イメージ通り。きれいに刈り込んであり、非常に美しく仕上がっている。フェアウェイ幅は30ヤードに設定しました。思い切って、ティーショットを打っていけるでしょう。一見、飛ばし屋が有利とも思いますが、フェアウェイが絞られているところもある。ティーイングエリアの位置、ホールロケーションによって難度がグッと変わるでしょう」
――ポイントになるホールを教えてください
「ズバリ1番ホール。右ドッグレッグです。曲がっている分、フェアウェイをとらえるのが難しい。狙いはバンカー越えですが、突き抜けると深いラフにつかまる。明暗が分かれるスタートホールになるでしょう」
「9-10番ホールの2つのパー5もキーホールです。連続バーディーやイーグルも狙える。また、16-18番の上がり3ホールも気になります。16番は、距離が短いのでバーディーチャンスを作っていきたいところですが、フェアウェイが狭くなっています。17-18番はどちらも池がからみます。プレッシャーも加わり、より難しくなるでしょう」
――世界に通用する選手育成のために工夫したことは
「海外のトップクラスを見ていますと、飛距離がかなり大事な要素だと感じます。もっと重要視されていくべき点だと考えている。日本人はオールラウンダーというイメージがありますが、飛距離が出る若い選手が出てきている。18ホールすべてではないですが、できるだけ反映してセッティングした」
――具体的には
「13番ホールは静ヒルズCCで最長のパー4です。前に出さずに430ヤードを使用予定です。また、6番のパー5、565ヤードも前に出しません。右ドックで、長いバンカーがあっておもしろいホール。ティーショット、セカンドのコントロールにこだわって、距離をそのままにしました」
静ヒルズカントリークラブ支配人菊池武彦
「開幕がとても楽しみです。大会週に向けて、準備を整えてきました。特に、ここ2ヶ月は、コース管理のスタッフだけではなく、全員でミーティングを重ね、細かくコンディションを調整してきた。いい状態を提供しようと頑張ってまいりました」
「毎週金曜日、NPO法人幸齢社会づくり協会と契約をして、目土をしてもらっている。大会に向けて、さらに気合が入ったと感じました。今週は、日曜日、月曜日、火曜日と毎日目土をしていただいた。自分の庭のように、丁寧に作業をしてくださる。ディボッドがなくなりましたし、フェアウェイの状態が本当に良くなりました」
NPO法人幸齢社会づくり協会 茨城県北地区担当/静ヒルズCC 小松輝義
「すごくやりがいを感じています。ステップアップツアーもあり、選手権もあり、うれしく思っています。ラウンドした時に、整備されていると実感してもらえるように心がけている。選手のいいプレーの一助になっていればうれしい」
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