2025.6.2
「Hello,Golf!社会科見学プログラム」at ブリヂストンレディスオープン
2021.9.9
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 静ヒルズカントリークラブ(茨城県)第1日
切れ味鋭いアイアンショット。西郷真央の真骨頂だ。前週をオープンウィークに充て、今大会へ向けて再調整。3アンダーと好スタートを切った。パー3の15番、7Iで30センチ、後半の1番、80センチや、パー3の4番で30センチなど、素晴らしい内容が光る。
「気持ちは、まだイケると感じても、連戦が続くと思うように体が動かないことがある。そういうことに耳を傾けることも必要です。それで、お休みをいただきました」。2日間は全くクラブを握らずに静養につとめ、体力回復につとめる。その後はトレーニングとショットの調整を行った。
「ほんの数ミリですけど、テークバックの始動がアウトサイドになっていた。うまくスイングを調整したら、クラブフェースでボールがコントロールできるようになったと思います。それと比較すると、1Wは右へ曲がることがあった。でも、雨が降ってボールがぬれていたし、まぁ仕方がありません」と振り返る。
指導を受けるジャンボ尾崎からは、「しっかり休むことも大切だ」とアドバイスされたという。すべてがベストパフォーマンスをするためだ。当然、ツアー初優勝も視界へ入るが、「優勝したい、という気持ちは常にあります」と笑顔を浮かべ、「そういうことを意識する前に、やるべきことがある」と真顔で話した。
数ミリの違いが運命を分ける。精密機械のようなスイングを目指し、全身の感覚を研ぎ澄ます。
(メディア管理部・中山 亜子)