2025.6.7
宮田成華がツアー初優勝に王手
2021.9.11
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 静ヒルズカントリークラブ(茨城県)第3日
第2日、稲見萌寧は65のベストスコアをマーク。首位から1打差の2位タイで念願の公式競技初制覇を狙う。
「チャンスをたくさんつくった。ショットが良かったからです。序盤から危なっかしいところがない。80点のプレーができたと思います」と振り返った。8バーディー、1ボギーの内容は、ムービングデーを確実にものにしたといえるだろう。72ホールではジワリジワリと調子をあげ、最終日は勝負強さが際立つのが、今年の傾向だ。
17番、唯一のボギーは第2打が池へ。「ミスだったけど、ナイスショットでした。風がアゲンストで、ボールが落ちるところが1ヤードの差。惜しかった」といい、「ボギーであがれたから」と、意に介する様子はなし。
最終18番、残り137ヤードの第2打を8Iでピン左4メートルへ。しっかりとバーディーを奪い、イボミとハグをしたシーンが印象的だった。「ボミさんが好きです。ありがとうございます。疲れましたね、とお礼をいいました」。
実は、最近のテーマのひとつが笑顔のプレーである。「ミスをしても笑っていられるようにしたい」と切り出し、「優勝は誰でもしたいものだし、狙っているでしょう。でも、いつもうまくいくわけではありません。今年の残り試合というか、これからのために-最終日はプレーしたい」と話した。
スマイルキャンディーとのラウンドは、さぞや楽しかったことだろう。ちなみに、最終日はベテランの大山志保と同組だ。その大山が、稲見とのラウンドを心待ちにしている。「プレーはもちろんですけど、稲見さんの歩き方が好き。見ていて気持ちがいい」。ふたりの共通点は、オリンピックの日本代表経験者だ。これまた、興味深い。
(メディア管理部・中山 亜子)