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2021.9.16

伝説をつくる 渋野日向子『ドラコン女王』へ挑戦

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第42戦『第52回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック』(賞金総額1億円・優勝賞金1,800万円)が9月17日、愛知県美浜町・新南愛知カントリークラブ美浜コース(6,502ヤード/パー72)で開幕する。16日は指定練習日。各選手が入念な最終調整を行い、公式会見も行われた。

 きっかけが欲しい。すべては完全復調のためだ。渋野日向子が声高らかに宣言。18日、ホールアウト後に開催される年に1度の『朝日インテックpresentsドライビング女王コンテスト』出場を明言した。この日、公式会見へ臨み、記者からの質問のやり取りで、「出ようかなぁ-という気持ちがあります。でも、飛距離が出る人が多すぎます。でも、賑やかしにでもなればいい」としばし熟考の後、「じゃあ、出ます」と笑顔で答えた。

 ただし、コンテストには厳しいルールが設定されている。「フェアウェイキープができないと、(距離を)計測してもらえない。それも、2球勝負。緊張します」と背筋を伸ばした。今大会、歴代チャンピオンのひとり。しかも、優勝した19年はシンデレラ伝説の一章、裏街道からの8打差逆転Vを成し遂げた思い出のトーナメントだ。当然ながら、相性は抜群だろう。勝負は最後までわからないことを体現した、マンガみたいな離れ業を演じている。

 前週は、25位タイに甘んじたものの、手応えも出てきた。「第2日、ひたすら耐える内容でイーブンパーです。最終日は、同じスコアだったけど、もっとスコアを出せたような気がした。同じ数字でも、可能性を感じることができたと思います」と説明した後に、「いろいろなゴルフができて、勉強になった」としみじみと語っている。

 あすから第1、第2日は台風14号の影響で雨予報でも、「どんな状況でも、耐えるゴルフができるか。気持ちが、切れてしまえば終わりです。チャンスは逃したくない」。ゆっくりではあるものの、上昇機運である。あとは、爆発するきっかけがあればいい。ドラコン挑戦も、きっとプラスになるだろう。スマイリングシンデレラは、静から動へ変化する。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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