2021.10.21
ささきしょうこ 首位発進、地元でハッスル
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
JLPGA ツアー2020-21シーズン第47戦『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』(賞金総額2億円、優勝賞金3,600万円)が10月21日、兵庫県三木市・マスターズゴルフ倶楽部(6,571ヤード/パー72)で開幕した。大会第1日、ささきしょうこが8バーディー、1ボギーの65をマーク。首位に立った。2打差の5アンダー、2位タイに勝みなみ、穴井詩がつけている。2週連続優勝を狙う古江彩佳は3アンダー、7位タイ。賞金ランキング首位の稲見萌寧は2アンダー、16位タイ。また、5戦連続トップ10フィニッシュの渋野日向子は6オーバー、99位タイと出遅れた。
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《グリーン=スティンプ:11 2/3フィート コンパクション:22mm》
65は今季のベストスコア。地元・兵庫で、ささきしょうこは朝から勝負勘がさえていたという。
「練習ラウンドより、グリーンのスピードが速い。ボールの転がりがとてもよかった。私の好きな高速グリーンです。すごくイメージがわいてきて…。朝の練習グリーンで、そう感じた」と振り返る。
なるほど、1番で3メートル、2番でも5メートルを沈め、連続バーディースタート。ただし、続く3番では第1打がバンカーへつかまり、ボギーを叩く。そして、好スコアのポイントを、こう話した。「ボギーの後はパーでしたけど、5番でバーディーをとれたことが大きい」。残り168ヤードの第2打は、5Uで7メートルだったが、「いい流れをつくるバーディーでしたキーホールですね」と説明する。
ショットがピタリで、バーディーチャンスは15番の60センチぐらいだ。その理由を、「グリーンへボールを乗せることを第一に考えた。とにかく気負わずにプレーすることが一番」という。というのは、腰痛の不安を抱えているから。
「3週前、腰が痛くてベッドから起き上がれない。申し訳なかったけど、棄権しました」と、ため息まじりに理由を語った。その影響で前週はアドレスやショットなどに狂いが生じて、不安が少なくなった今回、開幕前に根本から見直している。
「地元でたくさんの方が応援してくださる。でも、予選ラウンドは仕事でコースへ足を運べない方が多い。だから土、日曜に-。必死ですよ」と笑った。ましてや、加古川市の観光大使をつとめているだけになおさらのことだ。
「なかなか、兵庫の試合ではいい結果を残せない。きょうは、いいスコアが出たけど、燃え尽きないようにします。あしたも目標は4、5アンダー。それだけを考えてプレーします」と気負いはなし。一方で、来季のシード権をにらんで今回は、絶好のチャンスといえるだろう。
もっかの賞金ランキングは52位。「戦える状況ですね。前向きにとらえたい。今大会は賞金も高額ですし…」と一石二鳥を狙っている。ちなみに、加古川名物は「かつめし」。これが絶品-とソウルフードをアピールした。
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