2021.11.17
竹内美雪 そうだ京都、行こうで首位
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
2020-21シーズンJLPGAステップ・アップ・ツアー最終戦『京都レディースオープン』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)が11月17日、京都府城陽市・城陽カントリー倶楽部(6,355ヤード/パー72)で開幕。プロ入り8年目の竹内美雪が、2アンダーで新武瑠衣とともに首位に立った。1アンダー、3位タイにルーキーの奥山友梨、植手桃子が続く。
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竹内美雪が久々に躍動。首位タイでホールアウトした。圧巻のショットは、最終18番。残り93ヤードの第2打を52度で、カップ右横へ。それもカップまで、あとボール1個分のスーパープレーだった。「私の前に(同組の)田村亜矢がイーグル。すごく刺激を受けた。結果はバーディーでも、あのショットはプロセスがしっかり。きっちりと締めることができて、最高の1日です」と、振り返っている。
この日、アンダーパーをマークしたのは、わずかに4人。3バーディー、1ボギーの内容は価値がある。しかも、前半の4番でボギーが先行した。「ガマンのラウンドです。しぶといパーパットが決まった」とも。
その忍耐が、後半の10番で流れを引き寄せる。右手前から7ヤードの第4打をチップイン。16番も「ラッキーです」と謙そんしたが、9メートルでしかも下りのスライスラインを鮮やかに沈めた。
ステップ・アップ・ツアー出場は今年初めて。JLPGAツアーで42試合を転戦した。しかし、腰痛を発症して、賞金ランキング92位。「結果を残していないにもかかわらず、スポンサーの皆さま、トレーナー、コーチ、両親など、いろいろな方の支えが心までしみたシーズンです。また、京都は美十さんなど、ご支援を賜っている企業が多い。今回に限ったことではありませんけど、感謝を込めて精いっぱいプレーしています」と話す。
続けて、「未来がある。もっともっと、いいプレーを披露したい。皆さんのおかげで、どんなに苦しくても、へこたれることはありません。感謝の気持ちをパワーに変えます」。
成績にかかわらず、親切丁寧な対応は最終プロテスト合格から変わらない。エールを送りたくなるのが人情だろう。今季最終戦は、来季へ向けての感謝祭。飛び切りの笑顔を届けてほしい。
(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)
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