2021.12.12
レッド7で3ツアーズ連覇 MVPは西郷真央
<Photo:Atsushi Tomura/Getty images>
国内プロゴルフツアーの対抗戦『Hitachi 3Tours Championship』(賞金総額5,700万円/優勝チーム:3000万円 2位:1,500万円 3位:1,200万円)が12月12日、千葉県成田市・大栄カントリー倶楽部で行われ、JLPGAが大会連覇を飾った。JLPGAチームは稲見萌寧、小祝さくら、西郷真央、西村優菜、勝みなみ、原英莉花、菊地絵理香が出場。
ベストボール方式のファーストステージからポイントを重ねて首位へ立ち、オルタネイト方式のセカンドステージでも好調をキープし24ポイントを獲得した。2位のJGTOへ4ポイント差をつける、見事な逃げ切り優勝。また、大会MVPは西郷真央が選出された。
赤い衝撃とも表現したくなるような強さ。JLPGAチームが2大会連続6回目の優勝を飾った。24ポイントを獲得。2位のJGTOチームへ4ポイント差、3位PGAチームには、なんと14ポイントの大差をつけた。
若さが大一番で躍動。特にセカンドステージで披露した、稲見萌寧と西郷真央の5連続バーディーを含む、7バーディーの猛攻には、ギャラリーも驚かされたことだろう。特に西郷は、ファーストステージでもベテランの菊地絵理香とペアを組んで、1番から6連続バーディーの離れ業を披露。今大会最年少の20歳で、大会MVPへ輝いた。
「ジュニアの頃から観戦していた大会です。いつかは、私も-。選手としてプレーできました。また、同じツアーで戦う先輩方と力を合わせ、プレーができたことが幸せ。このような素晴らしい大会を開催してくださり、本当にありがとうございます」と感謝を表した。
一方、菊地は、「ナイスコンビでした。西郷さんはショットメーカー。私がとても楽にプレーできた。ひとくちに連覇といっても、出場選手が替わるからとても難しいと思う。でも、若い選手は総合力が高い。1年のいい締めくくりができた。ありがとうございます」と言葉が弾む。
そして、セカンドステージでコンビを組んだ稲見は、「後半、私のミスから始まった。しかし、それをうまくカバーしてくれたことが大きい。おかげで、いい流れをつくれた。チームの団結力が素晴らしい」と前置きし、「ツアーでもダブルスや、団体戦などの試合があればうれしいです」とアピールしている。
西郷はあえて、自身のMVPへふれることなく、「前半、菊地さんとコンビを組んでとても心強かった。それから後半、大きかったのは稲見さんがきっちりとパーセーブをしてくださったおかげで、良い流れが途切れることがない。楽しくて、緊張がある1日。とても新鮮でした」と加えた。
チームカラーは赤だ。各自が燃えるような赤のウェアで、スーパープレーを連発する様は壮観。百花繚乱の勢い、22年もさらに加速する-プロローグである。
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