堀琴音－2週連続史上初へ挑戦

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

　JLPGAツアー2022シーズン第4戦『アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2022』（賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円）が3月25日、宮崎県・UMKカントリークラブで開幕する。24日はプロアマ大会、公式会見が行われた。

　堀琴音が、全身から好調のオーラを発している。今大会、優勝を飾れば姉妹同一大会V、2週連続Vなど話題に事欠かない。とはいえ、浮かれた素振りはなし。「18年以来の出場です。あの時は、一番調子が悪かった頃。それを思うと、今回はコースがとても広く見える。調子は試合へ入らないとわからないけど、きょうのプロアマ大会では、まぁまぁの感触です」と話した。

　ワイドな視界は、まぎれもなく好調の証。それはそうだ。開幕から毎試合で上位争いを演じている。さらに、「優勝した翌週の試合は私にとって、一番大事です。次の週、悪い成績では、ちょっと…。26日は雨の予報ですけど、前週もタフな天候でした。でも、調子よりも、集中することが大切。全力で集中すれば結果につながることがわかった」。しみじみと語っている。

　さらに、今季初優勝を振り返った。「去年7月、ツアー初優勝は、とても暑かったし、プレーオフも戦った。うれしい意味で体力を出しつくした感じ。にもかかわらず、(興奮していたせいか)朝の4時まで眠れない。それが、今回は通算2勝目で、少しリラックスしていたと思います。21日は午前中、トレーニングのスケジュール。いつものルーティンで、また頑張ろう－うまく気持ちまで切り替えることができた」という。

　一方で、今回は姉・奈津佳が初代女王へ輝いた思い出がある。「朝、伊丹空港から駆け付けた。高校の部活を休んで…。18ホール、すべてを見た。目に焼き付いています。すごく思い入れがあるコース、大会だけど、気負いは禁物。前週と同じ気持ちでプレーします」と落ち着いていた。Vなら、前週の姉妹複数優勝に続き、ツアー史上初の偉業を連続達成。注目が集まる。