2022.4.15
植竹希望4アンダー発進 日曜は私の日に-
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
KKT杯バンテリンレディスオープン 熊本空港カントリークラブ(熊本県)第1日
会見を聞くだけで、その選手の1日がわかった。的確で、しかも引き込まれる。植竹希望のインタビューは、実に興味深い。
「イーグルがとれて、その次のホールでバーディーまで来た。もうちょっと、スコアを伸ばしたかったけど、第1打が思うようにいかない。攻めあぐねて、4アンダーで終わりました」と総括。
4番、第2打は残り236ヤードを左ラフから5Wで、ピン奥2.5メートルへボールを運んだ。下りのフックラインを見事に読み切り、鮮やかなイーグル奪取だった。続いて、5番はピン左10メートルから再び、下りのフックライン。これも迫力満点である。
最終18番もピン横、4メートルのバーディーチャンスだったが、惜しくもカップのふちでボールがストップ。さらなるお楽しみは、あす以降に-ということだろう。
それでも、こんなコメントを。「60台のスコアでホールアウトできました。初めてのコースだし、流れや怖さを知りません。だから、知らないうちに終わりたい」と話した。とはいえ、ギャラリーにはわからない苦悩があったそうだ。
「花粉がすごく飛んでいて、しんどかった。のどが痛いし、鼻水も…。マスクを着けて集中力を高めました」といい、「松、ヒノキ、杉、カヤ、ブタクサ、芝のアレルギーもある。きょうは、スパイクが黄色くなっていた」と苦笑した。
現在、JLPGAツアーで初優勝へ近いひとり、といわれる。優勝争いも、昨年から何度も経験した。「優勝したい-という気持ちが強すぎる。特に最終日になると、他の人のスコアがすごく気になって…」と説明を。さらに、「スコアボードを見ないようにします。私は毎試合、(優勝予想の)スコア設定をしている。今回は14アンダーです」と加えた。
他にも、「今回は、3つのテーマがある。①フェアウエイキープを12以上。②パーオンホールを15以上。③3パットをしない。きょうは、すべて合格です」と解説。わかりやすい。
前週は、ホテルの自室でマスターズをテレビ観戦。「試合へ出かける前、お化粧しながら、ちょっと早起きしてみました。そのせいか、ちょっとお化粧が…。優勝のシェフラー選手は25歳。私と年齢が違わない。もっと、頑張らなくちゃいけませんね」と活を入れている。
口八丁、手八丁でしかも今大会は化粧も念入りに。女子力アップで週末へ向かう。
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