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2022.4.16

渡邉彩香 驚異のリカバリー連発で68

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

KKT杯バンテリンレディスオープン 熊本空港カントリークラブ(熊本県)第2日

 渡邉彩香は10、11番で連続バーディー。勢いに乗って、迎えた12番。「気持ちよくティーショットが打てた」と満足感に浸りながら、第2打地点へ向かうと、ボールは林にあった。

 「左の傾斜にキックして、左の林の中へ行ってしまった。でも、セカンドショットでうまく右へ曲げ、バンカーから寄せワン。ナイスパーです」と、表情がほころんだ。

 ゴルフは飛ばし屋有利-といわれる。平均飛距離は250ヤード。ツアー屈指の飛ばし屋だ。しかし、今大会ではそれが通用しない。「どんなにいい第1打でも、地面がカタい。加えて、傾斜がある。キックする場所で、林の中へ行ってしまうことが多いです」と話した。

 13年から毎年、出場を続けて今年で8回目の挑戦。ところが、予選通過が3回と苦戦を強いられている。今回も、気が抜けない状況ばかりだ。

 「何度も、林へ入った」と首をひねりながら、「そういえば、きのうも4、5回は林だったと思う。だから毎日、4回は覚悟している。そこからリカバリーで、パーセーブできるかがポイント。おかげさまで、あわてることなくプレーしています」と頼もしい。68は、この日のベストスコア。

 今季は開幕から、優勝争いを演じている。好調が続いているだけに、そろそろ結果が伴ってほしいところだろう。「勝つか、負けるかは、勝負の流れ、運が左右する。それはともかく、常に優勝を狙える順位で最終日へ臨めるか。ここが一番大事なことですよ。きょうも、良い一日でした」。

 あわてない。さわがない。一喜一憂しないところも素晴らしい。長いスランプを経て、プレー同様、精神的にも大きくなった。今夜は願いごとが叶うピンクムーン。満月に何を願うのか。

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