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2022.4.30

西郷真央 復帰していきなりV争いへ

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント 浜野ゴルフクラブ(千葉県)第2日

 首痛のために、2試合を休んだ。それでも西郷真央は復帰戦で優勝争いに加わる。9位タイから、2位へ浮上。存在感を示した。

 この日、目を見張ったのは、切れ味が鋭いアイアンショット。3番、残り103ヤードの第2打を50度で50センチへ運び、ひとつめのバーディーを奪う。パー5の8番、80ヤードの第3打を58度で80センチへ。前半、2バーディーを奪った。

 しかし、「第1打の精度がいまひとつ。また、バーディーチャンスはたくさんあった。でも、決めたい距離が入らない。それでも、後半はいいプレーができた」と振り返る。各選手を悩ませたのが、データではわからないコースの風だ。

 「ピンの旗の揺れ方と、奥の木の揺れ方が逆。苦労しました。だから、セーフティーの方向を狙い、大きなミスをしないように細心の注意を払った」とも。ジュニア時代から、今コースではプレーを重ねている。「とても距離が長いコース。本当に難しかった思い出がある」という。

 加えて、千葉県出身だけに、故郷でV-も大きなターゲットなのだ。「実は去年、頑張ろうと気合を入れ過ぎて空回り。大いに反省をした。だから、今回はいつもどおりのスタイルで行きます」。前2週は、静養のため満足にトレーニングができなかったが、女子、男子のツアーをテレビ観戦し、新たなスタイルでゴルフを見つめ直したそうだ。

 「前週の高橋さんの優勝、すごかったです。難しい条件が揃った18番、第2打など本当に素晴らしかった。見ていてもゴルフは本当に楽しい。私も早くプレーをしたいと、ワクワクしました」と笑顔で語っている。

 今季は6戦3勝。2位2回、10位1回と目を見張るような成績を残す。ブランクがあっても最終日は、最終組が定位置。さすがというしかない。

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