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2022.5.13

鈴木愛 祝28歳&スイング完成でV宣言

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第11戦『ほけんの窓口レディース』(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円)が5月13日、福岡県福岡市・福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6299ヤード/パー72)で開幕した。天候は雨。各選手の集中力が試された。第1日は大混戦。6アンダーで仲宗根澄香、菊地絵理香、鈴木愛、小祝さくらが首位スタートを決めた。1打差の5アンダー、5位タイに石川明日香、青木瀬令奈、渡邉彩香がつけている。
(天候:雨 気温:20.2℃ 風速:1.8m/s)
《グリーン=スティンプ:10 1/4フィート コンパクション:22.5mm》

 その顔には、私の出番-と大きく書いてあるようだ。9日、28歳の誕生日を迎えた鈴木愛が66をマーク。首位発進を決めた。今大会は17、18年と完全優勝。抜群の相性に支えられ、口も滑らか。「新しいスイングの形が完成した」という。左右のムダな動きを抑制し、「(永久シード獲得の)30勝ができるまで、何年も続ける大切なもの。この先も微調整が必要だけど、形はできあがった。これで行く」と迷いはない。

 ショットに加えて、持ち前のパッティングも好調。3番、10メールのバーディー奪取は、「私らしく、強いストロークでカップの真ん中から、カツンと入った」といい、最終18番も6メートルを決め、連続バーディーフィニッシュである。「そろそろ、優勝をしたい。できれば、ここで」とボルテージが上がった。

 ちなみに、第1日が首位スタートの試合は過去16戦で6勝。今季は2度の首位スタートがあったが3T、8Tに終わっているだけに、3度目の今回はチャンスをモノにしたいところ。一方で、ちょっと気になることもある。ファイナルラウンドの平均ストローク。74.000ではとても優勝へは、手が届かない。

 「私が一番くやしいです。ショット、パッティングをいい感じでプレーしても、結果が伴わない。たくさんの方から、最終日が…といわれる。プレー中でも、ギャラリーの皆さんから、そんな声が聞こえてきますよ」と苦笑しながら話した。

 そして、ステップ・アップ・ツアーを含め、3勝と抜群の相性を誇るコースについて、「私は四国の徳島で育ちました。ここは、アップダウンがあって、フェアウエイが狭く、ホームコースと本当に似ている。だから、集中力がよりアップします」と分析。10年先を見据えて、スイング改造へ着手した。

 ニュースタイルと28歳で、まず1勝-にはこれほどふさわしい場所はない。

(JLPGAオフィシャルライター=宮脇 廣久)

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