2022.6.19
フェービー また・また4年振りのV
<Photo:Ken Ishii/Getty Images>
JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン第7戦『ユピテル・静岡新聞SBSレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が6月19日、静岡県御前崎市・静岡カントリー浜岡コース(6,531ヤード/パー72)で行われ、フェービー・ヤオが通算5アンダーで優勝。2打差の通算3アンダー、2位に村田理沙が入った。
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独走の流れが、終わってみれば2打差へ縮小。フェービー・ヤオはラスト3ホールでいずれもボギーを叩いた。「よく耐えたと思う」と、ひとこと。
最終日、前2日の好調をそのままキープしていた。1番で6メートルのおはようバーディーを決めている。さらに、この日のハイライトは9番からの3連続バーディーだろう。とりわけ、パー5の11番は第3打があわやカップイン。惜しくもイーグル奪取はならなかったものの、2位以下に6打のアドバンテージは強烈だった。
決して、油断をしたわけではなさそうだが、優勝は簡単ではない。終盤の3連続ボギーについて、「アドレナリンがかなり出ていたと思う。17番で私としては、ナイスショットの手応えがあった。残りは161ヤード、5Uでぴったり合う計算。おまけにアゲンストだったにもかかわらず、グリーン奥のバンカーに飛び込んだ。他の2ホールも必死にプレーしました」と説明する。
今季はJLPGAツアー4戦、ステップも4戦に出場した。「3週前、スイング動画を撮って台湾にいるコーチへ送信した。シーズン中ですから、スイングの注意はなし。でも、重心を低く、リズムに注意とアドバイスされた」という。前戦のECCレディスから調子が上昇し、スコアにも表れ、優勝へ結びついた。
過去2勝はJLPGAツアー。ステップは初Vである。2014年から4年周期で勝ち星を手中にした。「今年の目標はステップの賞金ランキング1位。来年のJLPGAツアー前半戦の出場権が得られるから」。コロナ禍で調子を崩した。しかし、アドレナリンのエピソードといい、ショットの切れ味など明らかに上昇のサイン。もっとも、それはご本人がご存じだろう。実力者復活である。
(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)
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