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2022.7.8

ペソンウ上昇 ほめてバーディー大作戦 

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ニッポンハムレディスクラシック 桂ゴルフ倶楽部(北海道)第2日

 大会第2日まで、16バーディー奪取。ペソンウが通算8アンダ―で決勝ラウンドへ向かう。「たくさんバーディーがとれた。ミスのことは考えません」。満面の笑顔で答えた。5月下旬から右股関節に違和感が…。「しびれる感じで、チクチクと痛む」と話していた。成績が下降し、2戦連続予選落ちの後、途中棄権するなど深刻な状況。

 しかし、「まだ、完ぺきではないけどもう大丈夫。調子が上向いてきた」という。加えて、今大会から新たなチャレンジを。「股関節だけではなく、パッティングの悩みなど、ストレスがたまることばかりでした。でも、悩んでばかりはいられない。今回はいいことばかりを考えるように、思考を切り替えた。とにかく、私が私をほめる。プレー中も心の中ではなく、小声でワンプレー後、言葉にしている」そうだ。

 第1日は5連続バーディーを記録。ほめる=バーディーの源になった。もちろん、この日も実践し、4連続バーディー。印象に残ったのは15番だろう。残り164ヤードの第2打をグリーン左へ外したものの、パターで16メートルをカップインさせている。

 「集中力を切らさず、ワンプレーに自信がわいてきた」とニュースタイル構築へ手応えを得た。韓国でプロになってから、優勝は当然として密かな目標がある。「連続バーディーの記録をつくりたい。韓国ツアーの記録は8連続です。私は、6連続が1回…。いつか追いついて、超えたいなぁ」。ちなみに、JLPGAツアーも諸見里しのぶ、成田美寿々の8連続がレコードだ。各日、記録へチャレンジすることもやる気を倍増させる要因となるだろう。

 一方、北海道でJLPGAツアー初優勝を飾った。「北海道は韓国のコースと雰囲気、気候が似ている。それに、洋芝が好きです。ショットの際、クラブが芝へ入るときの感覚がたまらない。モチモチしているし、スピンコントロールが効きます」と説明する。

 そして、「来週はオープンウィーク。あすから、もっと攻撃的に行きます」と宣言した。ほめて、ほめて、ほめまくる大作戦。目前でバーディーを量産すれば、ギャラリーも笑顔になる。

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