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2022.7.9

西村優菜、首位キープ 勝率は5割

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第19戦『ニッポンハムレディスクラシック』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)大会第3日が7月9日、北海道苫小牧市・桂ゴルフ倶楽部(6763ヤード/パー72)で行われた。ムービングデーのこの日も、西村優菜が好調をアピール。通算16アンダーとスコアを伸ばし、首位で最終日を迎える。3打差の通算13アンダー、2位タイは福田真未、野澤真央。
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《グリーン=スティンプ:12 1/4フィート コンパクション:24mm》

 18番、2.5メートルのパーセーブに成功。首位の西村優菜は通算16アンダーをキープした。「第1打、左へ曲げる大きなミス。でも、あきらめなかった。一番大きなパーだと思う」と振り返る。なるほど、大ピンチ。何しろ木がじゃまをして、クラブを振り切れない状況だった。

 第2打は7Iでレイアップ。グリーン右のラフから、第3打をピンまで残り65ヤードへ運んだ。実にしぶとい。しかも時おり、笑顔を浮かべながら-である。「笑顔をつくって緊張をほぐす。楽しいことを考え、思考を変化させる。そうですね。プレー中、自然に笑顔も出るし、割合は半々ぐらいでしょうか」。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 賢者のゴルフはより進化した。流れに乗っているときは、好調が長い。対照的にうまくいかないときは、ひたすら笑顔で忍耐に徹する。

 この日、前半で30をマーク。9ホールの自己ベストを更新した。予選ラウンドの36ホールをノーボギーで切り抜けている。このまま独走態勢を構築するかの勢いだった。しかし、後半へ入るとミスが…。12番、残り115ヤードの第2打をPWでグリーン右のバンカーへ打ち込む。結局、今大会、初のボギーを叩いた。

 「ショットがぶれた。5メールのパーセーブも失敗。仕方がありません。初めてボギーがきたけど、少し気が楽に。前半、すべてが良すぎた。きょうのプレーは悪くないぞ-と、一生懸命、私の脳へ言い聞かせましたね。16番まで。そうしたら、17番でバーディーがきた」という。その17番、第1打は265ヤードをマーク。大会3日間で、38/42のフェアウェイキープも素晴らしい。

 2位へ3打差をつけ、最終日を迎える。「きょうから、去年のリベンジへ向けてスタートです。皆さんがスコアを伸ばした、私もついていくことができて良かった」と話した。最終日、最終組は10戦4勝。4割と高い勝率を誇る。もうひとつ、見逃せないデータは最終日を首位で迎えると→4戦2勝と勝率5割。

 「あすは北風が吹く予報。この3日間とは方向が違う。より丁寧にプレーしないといけませんね」と気を引き締める。最善の準備が整った。

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