2015年はもっと盛り上がる。LPGA会長・小林浩美の予感と確信。そして悲願

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント　琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）

　開幕を迎え、高揚する気持ちを抑えきれないのは、選手だけではなかった。この日、開幕前の公式会見を行ったLPGA会長・小林浩美のボルテージが知らず知らずのうちに上がっている。「出場する全員に優勝を目指してプレーして欲しいと強く願っています。優勝を勝ち取るということは、試合で1人抜けないといけない。そのためには、自分がもっている力以上のものを出す。結果として、それが個人の力を引き上げ、ツアー全体のパワーになる。それを見るギャラリーの皆さんも楽しめる。だから、選手全員に優勝を目指して頑張ってほしい。そう、お願いしました」。

　のっけから、そんな発言が飛び出しのも、機は熟したという証明だ。なぜなら、予感は確信に変わったから。「昨シーズン、アンソンジュさん、イボミさん、申ジエさんは、とても強かった。ただ、それを追う日本の若手選手に粘りが出たと感じます。1回優勝した選手には、さらに2つも3つも勝てるよう努力をしてほしい。ルーキーもアマチュア時代に、すごい実績を残した人がたくさん入ってきた。構造的にいっても、今年はよりおもしろくなります」と胸を張っている。