2022.9.10
三ヶ島かな 覚悟・勇気・自信をテーマに最終日へ
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 城陽カントリー倶楽部(京都府)第3日
表情が輝く。闘争心、そして今大会へかける意気込みが三ヶ島かなから、はっきりと伝わってくる。2日連続で67をマーク。通算9アンダーで最終日へ向かう。昨シーズンの最終戦、JLPGAチャンピオンシップリコーカップのような気迫が漂っている。
「プレーの調子はずっと悪くはない。でも、練習には限界があるもの。ひたすら、ボールを打っても…。よく考えると、しっかりした気持ちをもってクラブを振り切った試合は結果が出ている」。その上で、「覚悟・勇気・自信の3つが必要。テーマにしている。この3つがあれば、間違いなく上位へ行けます。いい意味の勘違いかもしれないけど…」と加えた。
第1日、ショットの精度は抜群でも、73と出遅れ。85位タイから必死の追い上げを披露した。第2日、21位タイへ上昇。64人抜きだった。さらに、ムービングデーで首位から3打差と、優勝争いへ加わる。なるほど、気持ちひとつで大きく変わったことが、誰にも見て取れた。
この日は、アイアンショットの切れ味が素晴らしい。2番、残り163ヤードの第2打を6Iでピン60センチへ。9番は50度で20センチと、超攻撃的スタイルへ変ぼうした。「第1日、ショットが良くてもパッティングがさっぱり。それなら、もっとピンへ近づくボールを打てばいい」と、これまで培った技術をフル回転することを誓う。
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
気は心。一変したのはパッティングも同じだった。第1日の34パットから第2日は25パットと、9打も縮める。この日も26パット。上々の手応えを得た。「はやく、2勝目がほしい。つかみに行きます。最近、プレーをしていてしっかり勝ちたい。そう感じるようになった」。これがいい意味での勘違いなのだろう。それだけに、「上だけを見ます。それが目標。(優勝するには)ひたすら上へ-」。敵は己の内にいるものだ。
ただし、ブレない自信がみなぎっている。「最終日はイライラとか、そんなことを思う余裕なんてないでしょうね。アップダウンが激しく、歩くことに、必死だから…」と、うふふと笑いながら、「収穫の秋って、いい言葉ですね」。今宵はちょっと趣向をかえて、月光浴などいかがだろう。
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