2022.9.11
94期生奮闘 佐藤心結が4位T
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 城陽カントリー倶楽部(京都府)最終日
94期生が大奮闘の今大会。佐藤心結が最終日、68をマークし通算11アンダーで4位タイへ食い込んだ。後半へ入ると一気に4バーディー奪取。「最終日、ここまでの試合で、スコアを伸ばせなかったことが多い。きょうは絶対にチャンスが来る、とガマンを続けた。やはり、インのスタート、10番でバーディーをとれたことが流れに乗れた要因でしょう」と振り返った。
昨年11月の最終プロテスト会場は、コースレイアウトこそ違うものの、同じ城陽カントリー倶楽部。大会初出場とはいえ、少しだけ有利な材料もあった。「テストはもちろんですけど、今回もしびれる試合です。ただ、この会場でプロになった思い出がたくさんつまっている」と空を見上げて、ひと息つき、「だから、プロとして戦えたことが私はうれしい。そして、成績も良かった。何としてもきょうは、いいプレーをしたい。そう思って最終日へ臨みました」と話す。
印象に残るバーディーは、パー5の12番。「第2打がミスショット。深いラフへ入れてしまったけど、ピン位置が奥。うまく狙ってバーディーがとれた。気持ちで負けなかったことがよかったと思います」と笑顔を浮かべる。
ビッグトーナメントのナイスプレーで、目標のひとつにしているシード権獲得へ、大きく前進。「プロになって10カ月。QT、毎週のトーナメントで、メンタルが成長したと感じる。ハートが強くなった。最近は、うまく自分の中でスイッチのオンとオフを切り替えられるようになったかなぁ」とうれしそうだ。
となると、同期の川崎が目前で大仕事を成し遂げたのだから、刺激を受けないはずはないだろう。「ルーキーでシードをとることは、なかなか難しい。でも、とれたらうれしいです。それから優勝も…」。続けて、「稲見さん、西郷さんなどのプレーを拝見すると、簡単に優勝。プレーも簡単に感じていらっしゃるような印象を受けます。実際はそうではないでしょうけど、経験のない私には想像の世界。だけど、私にも(優勝は)できる-と自信をもって、チャレンジします。気持ちで負けたら、勝てるわけなどありません」と、頷く。厳しいプロの顔になった。次週から再び、勝負の秋である。
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
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