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2022.11.1

100万ドルも無関心 渋野日向子-プレーへ全集中

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 日米両ツアーの選手が出場するUSLPGA公式戦『TOTOジャパンクラシック』(賞金総額200万ドル、優勝賞金30万ドル)が11月3日、滋賀県大津市・瀬田ゴルフコース北コース(6616ヤード/パー72)で開幕する。この日は指定練習日。渋野日向子が公式会見を行った。

 渋野日向子は今大会、2度目の出場。この日は雨の影響でグリーンまわりのショートゲームを中心に調整した。「ジュニアの頃から、全国大会などでプレーしているコース。レイアウトなどが大きく変わったわけではない。きょうは、雨の影響でしょうね。グリーンがちょっと重めに感じた」といい、「グリーンの傾斜が強い。ボールをピンより上につけるとよくない印象がある。のぼりラインへつけることを徹底。一日、一日、悔いが残らないように-」とテーマを掲げた。

 今季、日本では現状のスケジュールでは最終戦である。一方で、USLPGAツアーメンバーとして臨む今回について、「目標のひとつが、今大会をUSLPGAのメンバーとして出場できることでした。参戦1年目で実現したことがうれしい。1年間頑張ってきたからこそ、この大会へ出場できる喜びがある」と胸を張った。また、前週の最終日はチャージを披露。調子も上向いてきた様子。「いい終わり方。今回もそうなってくれるといいなぁ」と、控えめながら手応えはある。

 また、ルーキーシーズンを振り返り、「総合的に考えると、最初の頃と変わっていない。ちょっとバンカーショットがうまくなりましたかね。そこだけです」と厳しかった。そうはいっても、大いに得るものはあったという。

 「いろいろな選手とプレーした。個々に良いところがあって、それを真似したいと感じる選手が多い。その中でも個人的には(今回は不出場だが、韓国のベテラン)パク・インビ選手と凛とした姿が素晴らしい。何があっても動じないプレースタイルに衝撃を受けた」と前置きし、「19年にもご一緒したけど、今年はまた違った一面を見せていただいて…。自分の攻め方を熟知して貫く。どんなコースでも変わらない。私も、ああいうプレーをしたい」と力説している。

 一方、今大会の活躍しだいでは獲得賞金が100万ドルを突破することについて、「正直な話、賞金はあまり頭にはありません。順位と獲得ポイントは把握していますけどね」。さらに、現在の円安で優勝賞金が約4500万円にとなることを、「レートの円に関しては気にかけていない。私は買い物をしていないし…。ただ、来日した選手、キャディーさんは口をそろえて、日本でショッピングを楽しみにしている、と話していた」そうだ。

 ゴルフへ全集中。そんな姿を垣間見せた。



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