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2022.11.11

粘りで首位タイ 藤田光里−グリーン外から離れ業

<Photo:Buddhika Weerasinghe/Getty Images>

 JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン第16戦・『山口周南レディースカップ』(賞金総額2000万円、優勝賞金360万円)大会第2日が11月11日、山口県周南市・周南カントリー俱楽部(6542ヤード/パー72)で行われた。この日、より大接戦の展開へ。通算2アンダーの首位に新海美優、エイミー・コガ、藤田光里が並んだ。1打差の通算1アンダー4位タイは常文恵。
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 簡単にはあきらめない。藤田光里の気迫が見え隠れする第2日だった。前半を3バーディー、1ボギーで折り返し、勝負の後半へ。ところが、バーディーを狙ったパー5の11番で大ピンチに直面した。第3打、「逆光でグリーンが見えない」。加えて、ボールがフライヤーでグリーンを30ヤードもオーバーしてしまう。しかし、ボギーでしのいだ。

 ところが負のスパイラルが続く。12番は第1打が木の裏へ。そして、13番では3パット、と3連続ボギーを叩いた。ただし、「ちょっと気分は下がっていたけど、気持ちをリセットした」。

 14番、10ヤードをチップインバーディーでジワリと上昇する。そして、16番ではグリーンエッジからパターでストロークすると、何とカップを3回転するバーディー奪取。

<Photo:Buddhika Weerasinghe/Getty Images>

 「普段は、それほどバーディーをたくさんとるタイプではない。でも、ボギーを結構、打っている分、バーディーをとらないといけませんね」としながらも、「肝心のパー5でバーディーがとれない。ショットの精度がいまひとつだから…。考えてみると、ナイスショットでバーディーをとったのは、きょうの1番だけかもしれない。耐えて、耐えてですよ。あとは運任せなかぁ」と振り返った。

 この日は、さながら選手全員がガマン比べの様相。苦しかったのは一人だけではない。なにしろ、アンダーパーをキープしているのは、わずかに4人。「シーズン後半戦へ入ってから、最終組などいいポジションでプレーしている。とにかく、すぐに脱落しないように要注意。どこかへいっちゃったぁ-は絶対にイヤです」と気を引き締める。

 さらに、「ミスをしないことはもちろんだけど、より丁寧にプレーしたい」。このひとことは、自身へ向けた戒めだった。

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