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2022.12.8

川﨑春花-抜群の修正力で一気に首位奪取

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 『JLPGA新人戦 加賀電子カップ』(賞金総額1000万円、優勝賞金180万円)が12月8日、千葉県長南町・グレートアイランド倶楽部(6482ヤード/パー72)で開幕した。出場選手は21年11月、最終プロテスト合格の21人。今季ツアー2勝を飾った川﨑春花が67をマークし、5アンダーで首位スタートを決めた。1打差の4アンダー、2位は高久みなみ。3アンダー、3位の須江唯加がつけた。ツアー1勝の尾関彩美悠は2アンダー、4位タイ。
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 公式競技を含むツアー2勝・川﨑春花が5バーディー、ノーボギーで首位スタートを決めた。「特別な大会。でも、ツアー同様の、いつもの感じで臨みました」という。しかし、結果には不満足である。内容がいまひとつだったそうだ。

 「ショットの調子がすごく良かった。グリーンを外したのは1ホールだけでした」と前置きし、「2、3、6、14番。バーディーチャンスをもう少し決めたかった。特に5番は、1.5メートルを外して…。先月の伊藤園レディスでプレーして、コースは覚えていたから、自信をもってプレーできた。それだけに、もう少し(バーディーを)決めたかったなぁ」と振り返る。

 課題はパッティング。「ストロークの感触がいまひとつでした。修正しながらプレー。最終ホールへ近づくほど、カップをかすめるパッティングができるようになった。また、6番まで流れがいまひとつで、よく我慢できたと思います」と話した。

 とはいうものの、流れを変える術も披露。パー3の7番では、8Iでピン奥4メートルの難しいフックラインだったものの、「きょうの課題は、決め打ち。狙い通りでした」とも加えている。なるほど、このワンストロークで一変させた。続く8番は残り137ヤードの第2打を8Iで50センチ。前半最後の9番でも2メートルを沈め、3連続バーディーで折り返した。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 後半も2バーディーを加えて、最終日は最終組で23年の総決戦へ向かう。「同期の選手とのプレーは楽しい。でも、(試合では)相手を意識してしまう。最終日のテーマは相手を意識しながら私のプレーがどこまで、できるかです」とひと息ついて、「一生に一度の試合です。歴代の優勝者は有名な方がたくさん。私も-と思います」。

 中でも、上田桃子へのあこがれを語った。「尊敬しています。スタンレーレディス、エリエールレディスの2試合、ご一緒にプレーさせていただきました。お人柄からプレーまで、本当に素晴らしい方です」と最初は恥ずかしそうに、だんだんボルテージがアップしてきたのが印象に残る。

 肩を並べるチャンスは最初で、最後。大いに気合を入れた。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

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