2022.12.13
古江、岩井千 早くも23年へ向けてスタート
充実の22年を過ごした古江彩佳が、2回目のセミナーを受講した。「足りないところが、まだまだたくさん…」。苦笑しながら会見場へ足を運んだ。「言葉遣い、姿勢など、それこそ指先まで常に気を配らなければなりません。それから、おじぎひとつでもおろそかにはできません。でも、意識をすればできる。早速、きょうから実践しましょう」と前向きだ。
きのうまで宮崎で行われているJGAナショナルチーム合宿へ参加。「わずか2日間でしたけど、学ぶことが本当に多かったです」と切り出し、説明したのは23年、不可欠な2つのテーマだった。
ガレス・ジョーンズヘッドコーチから、スイングでは、おおまかにいえば、「より重心を意識し、ぶれない軸をつくる」ことを指摘されたそうだ。そして、パッティングでも、「フォロースルーが伸びている。もっとおなかを意識して、体幹で打つ」と、アドバイスを受けた。
主戦場の米ツアー開幕は年明け1月。オフとはいうものの精力的な調整を続けている。その上で、来季の目標を、「私らしく-をメーンにしたい。今年の私に勝てるようにします。(米ツアー2年目で)トップ10フィニッシュも増やしたいです」と力を込めて語っている。
そして、今季2勝で大躍進の岩井千怜は、セミナーを違った視線でとらえた。コロナ禍が終わってからを想定し、「ファン対応が最も印象に残るテーマです」と振り返る。「スタートした時、コロナ禍で無観客、またファンの方と接触は厳禁。そういう時、サインをお断りすることが気の毒でした」とひと息おいて、「コロナが終わり、いつもの日常が戻ったら、ファンの皆さんへサインを求められることがあるでしょう。もちろん、練習が終わってからですけど、すべての方へサインをして、リクエストがあれば2ショットの写真を行いたい」と、語った。
一方、22年を、「去年のQTで失敗してどん底からスタート。それでも数少ないチャンスを生かし、短期間で2勝をあげることができました。想像を超えたビックリで楽しい1年。もちろん100点です」と総括している。年明けの3月はツアー開幕だが、大学卒業も-。
「オフは通学する以外、ゴルフばかりです」と、さらなる飛躍を誓った。
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