末広がりを宣言　原英莉花－春を呼ぶ65

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

Tポイント×ＥＮＥＯＳ ゴルフトーナメント　鹿児島高牧カントリークラブ（鹿児島県）最終日

　3連続をおかわり。最終日、65をマークした原英莉花が21位タイから猛チャージで3位タイでホールアウトした。「パー5のスタートホールで（バーディーを）取り損ねて、悔しかった。でも、きょうの目標は8バーディー。気合を入れなおした」という。

　グンと調子が上がったのは7番からの3連続バーディーだ。「3メートル、4メートル、4.5メートルが決まった。序盤、ショットの調子が良く、チャンスはつくっても、なかなかパッティングが…」と振り返る。

　開幕から2戦は14位タイ→予選落ち。「2試合、パッティングがいまひとつでした。それだけに、今回はパターを替えてみて。ようやくスコアへつながった」そうだ。特に、後半へ入ると、一気にリズムが良くなった。11番から、またも3連続バーディーが決まる。15番で1バーディーを加えて、ノルマを達成。

　「きのう、キャディーさんから（バーディーを）8個ね－といわれ、その気になったけど、6個で終わって残念。でも、取れないよりマシだし、まだ最終日が残っている、と切り替えた。なぜ、キャディーさんが8個といったかはわからない。しかし、攻めにつながるためには、やはりパッティングが大切」。しみじみと語っている。

　「例年と比較して調整がうまくできています。あとは気持ちだけかなぁ」と言葉が弾んだ。それにしても、なぜ、8バーディーだったのか。ちなみに、自身のラッキーナンバーは9だが、「8は末広がり。そういうことで」と、きっちりサゲまで決めた。まさに、春は近い。

（青木　政司）

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞