2023.3.30
20グラム軽量で抜群の安定感 葭葉ルミ-準備万端
<Photo:Kenta Harada/Getty Images>
ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)第1日
葭葉ルミが3アンダーをマーク。「好きなコースで、前半からイメージ通りのプレーができた。グリーンがきれいで、ボールの転がりが抜群」と言葉が弾んだ。
シーズンは、ここからが正念場である。というのは、試合で行ったさまざまなプレーを分析。自身のクラブを調整する大事な期間が、開幕後の1か月といわれているからだ。首位スタートの鈴木愛同様、クラブへちょっとした改良を加えた。
「今回、アイアンのライ角を調整。アップライトからフラットにした。左へのミスを減少させる目的です。それから、アイアンのシャフトをウエッジ以外、カーボンに替えた」そうだ。
とまぁ、ひとことでスラスラ話したものの、その調整はかなりやっかい。試行錯誤を繰り返しながら、「すべて良し-となったのはきのうの夕方ぐらい。特にシャフトは今までスチールのハードスペックが多かった。でも、カーボンにしたら、とても楽。体への負担が少なくなった。第1日、いい方向へ行っている」。確かな手応えを得た。ちなみに、従来のシャフトより20グラム軽量。「ボールがピンへ向かって飛んでいく。とても気分が良かった」と、大満足の一日である。
こちらまでうれしくなるような話を聞きながら、傍らに置かれたキャディーバッグを見やると、意外なアイテムが目に入った。ブラックバスの根付けが、いくつかのお守りとともに下がっている。「きょう、いただいたものです。さっそく、ご利益があったのかなぁ」。
実はこれ、茨城県取手市・八坂神社のバスみくじ、だとか。同神社は日本では珍しいバス釣りのお守り、絵馬などが授与されている。趣味はバス釣りだけに、何ともうれしいラッキーアイテムとなった。気になるのは、異なるたくさんのお守りを下げているだけに、せっかくのご利益が薄れてしまうのでは、と心配になったが、「いろいろな神様が応援してくれる。そう、思いませんか」と、説得力のある言葉がすぐさま返ってくる。心配ご無用ということか。
あわせて、こんな話もしてくれた。「自宅から結構、近いから浅草の酉の市で有名な鷲神社へ何度も参拝。なぜ?おおとりって、漢字で鷲と書くでしょう。つまり、鷲はイーグルへつながる」。なるほど、自慢の飛距離で22年は、イーグル数第1位だった。ただし、今季はまだゼロ。優勝とあわせて、こちらもそろそろ-の予感を漂わせている。
(青木 政司)
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