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2023.4.13

ついに上昇サイン-植竹希望『今回、つかみたい』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

KKT杯バンテリンレディスオープン 熊本空港カントリークラブ(熊本県)

 植竹希望は、初のディフェンディングチャンピオン。やはり、相性の良い大会だけに調子がグンと上向いてきた。

 「(調子が)良くなりかけている。つかみかけたと思います。だから今大会で、しっかりとつかみたい」。言葉が弾んだ。今年2月、シニアプロ・西川哲から指導を受け、スイング改造を行っている。「スイングをシンプルにしたい。今まではフェースローテーションが多かった。クラブではなく、しっかり体をつかうものです」。

 では、どんな目標があったのだろう。「今年は、トップ10を倍にすることがテーマ。そうすれば、より優勝が近くなる。安定したプレーを続けるためです」と解説した。昨年は史上に残る大激戦。

 サドンデス形式のプレーオフへ持ち込まれ、120分にわたるロングランを経験した。「長い1日。しかも長―いプレーオフをやったなぁ。ツアー初優勝も含めて、忘れられない思い出です。もし、次にプレーオフをするなら、もっと私も楽しめるようにしたい。そう思っています」と、遠くを見るような視線で話した。

 一方で、上昇を示すサインがようやく-。パッティングである。前週、予選落ちに終わったものの、「パッティングはかなり入っていた」という。実はメンタルトレーニングも行っているそうだ。「先週、(トレーニングを)はじめたばかりですけど、イメージづくりとしてすごくいい。飛球線を描き、ボールが転がるイメージまでつくります。そこまで、やって本番」といい、「おかげで、パッティングが良かったです」と加えている。

 12日は、コースで優勝記念の植樹を行った。「うれしい。心から光栄なことだと思います」と喜びの感想を。ちなみに、好成績の際、こんなジンクスがある-と漏らしている。

 「夕食をサッと食べたとき、私はいい成績かもしれない。睡眠時間を確保したいからです」。しかも全国チェーンの有名店を複数あげ、驚かせた。植竹版・果報は寝て待て-作戦は今年も…。ちなみにオフから本格的にトレーニングをスタートして、体重は4キロ増である。

 「筋力量を増やす。持久力をつける。ウェートトレはもちろんですけど、区民プール、市民プールなどの施設を利用して、3000メートルを泳ぎます」と、聞き手が目を見張るようなことをサラリといってのけた。

(青木 政司)

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