2023.5.7
上田桃子は3位タイ『くやしさ満点』
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)最終日
スコアカード提出所を一歩出ると、上田桃子はガラリと表情を変えた。緊張から解放され、表情が柔和に。「本当に」と、ひとこといってフーッと息を吐きだす。「きょうに限らず、タフ。思うように体が動いてくれない。雨と風、寒さもあった。苦しい一日です。くやしさ満点の-」と、総括した。
今回はプロ通算400試合の節目。前週をオープンウィークとして調整に充てている。万全の態勢を構築しても、悲願の公式競技優勝には手が届かなかった。公式競技へ限定すると通算54試合目。
「この4日間でまた、私に足りないところがたくさん見えた。だから、次へ向け、もっともっと努力するしかありません」と、自身へ言い聞かせるように話した。勝負は時の運。きっぱりと気持ちに折り合いをつけても、心残りはある。「ショートゲームです」と、ひとこと漏らした。
優勝した吉田優利については、「17番のバーディーが大きい。最終日をトップで迎え、いろいろな感情のコントロールが必要だったでしょう。だけど、(吉田)優利さんの良さを存分に発揮した」と、笑顔で祝福。一方、吉田は会見で上田の存在を、「お手本です。圧倒的にゴルフとの向き合い方が違う」と、改めて敬意を表した。今度こそを悲願達成を-そう願わずにはいられない。
(青木 政司)
<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>
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