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2023.7.6

相性抜群-宮澤美咲と真駒内CC

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)第1日

 プロ2年目の宮澤美咲にとって、今大会は大一番。予選ラウンドを菊地絵理香、小祝さくらと同組でプレーするのだから、一目瞭然だろう。「いつもと違い、ギャラリーさんが多い。本当に緊張しました。実は、ペアリング発表からドキドキ・・・。地元ということもあって、私がメーンといえるようなところに入っていたからです」。とはいえ、3バーディー、1ボギーの内容で2アンダー、6位タイと好スタートを切った。

 「(菊地)絵理香さん、(小祝)さくらさんがうまく引っ張ってくださった。あすもついていけるように精いっぱい、やります」という。しかし、今コースは思い出がたくさん詰まっている。アマチュア時代の真駒内ジュニアカップで2勝の実績は見逃せない。

 「中学、高校で優勝することができた。優勝は、もちろんうれしいけど、副賞が魅力。コースと練習場を1年間、無料で使わせていただける特典がありました」。遠くを見るようなまなざしで語っている。それだけではない。相性の良さもセールスポイントのひとつだ。

 コロナ禍の20年。受験するつもりだったプロテストが中止になった。「とても残念でした。だけど、あんな状況でしたから仕方がない。そこでしっかり素振りをしようと思った。ただ、忘れもしません。ゴールデンウィークの時、素振りをしていて、ろっ骨を骨折。痛かったです。回復するまではフルショットは無理。ただ、ハーフショットの練習を繰り返した。今、考えるとあのハーフショット練習のおかげで、翌年の最終プロテストで合格できたと思います。ミートするコツというのか、そういうものがわかった」そうだ。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 故障が癒えて練習再開。その3ラウンド目のことだった。「このコースで66が出た。自己ベストです。うれしかったなぁ」。こうしたところから、相性の良さという言葉が出てくるのだ。千歳市出身で、今回は自宅から通っている。「自宅へ帰ったのは、4カ月半ぶり。シーズンがスタートしてから、ずっとホテルで過ごしていた。だから、よけいに自宅の心地よさがわかります」と話す。

 ツアーへはお母さんが同行。サラリーマンのお父さんは週末だけ、トーナメント会場へ訪れる。「驚くのは父の体力。月曜から金曜まで会社へ行き、土曜と日曜日は私の試合を見にくる。日曜の夜に帰って月曜は、また会社の繰り返し。翌週はこれって、すごいことですね。だから、地元の今回はいいプレーをみてもらいたい。頑張ります」。

 ちなみに、今大会は賞金100万円がかかった、ルーキー賞がある。94期生、95期生で未勝利選手が対象だ。資格がある出場選手は14人。優勝争いはもちろん、こちらも注目が集まる。

(青木 政司)

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