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2015.4.11

悲願の初優勝に王手 藤田光里の笑顔への挑戦

2015年LPGAツアー第6戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会2日目が、兵庫県三木市の花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(6,376ヤード/パー72)で行われた。首位からスタートした藤田光里が70をマークし、通算4アンダーで単独首位に立った。3打差の1アンダー2位タイに岡村咲、成田美寿々、渡邉彩香、菊地絵理香がつけている。(天候:曇り 気温:13.3度 風速:4.4メートル)

 今週の藤田光里の目標は3つ。「気持ちで負けないこと」、「笑顔で回り続けること」、そして「3日間アンダーパーで回ること」。首位からスタートしたこの日も、順調に目標達成に向かってラウンドを続けていたが、8番ホールで試練がやってくる。3打目のアプローチが全く寄らず3パットのダブルボギーとすると、続く9番も1.5mのパーパットを外しボギーとしてしまう。「いつもだったらエンジン切れちゃうところだったんですけど」と、しかしここでタイミング良くハーフターン休憩が。「全部忘れてまた一からプレーだ」と、しっかり切り替えをして後半へスタートすると「気づけば後半4つバーディーを獲っていたんだ、という位集中していました」と今日も笑顔でホールアウト。見事に3つの目標をクリアしてみせた。

 これで明日の最終日は、1年前と同じく最終組からのプレーとなった。しかしその時とは状況は全く異なる。「去年は上とスコアが離れていたので、あまり緊張していませんでした」と優勝が現実的ではなかった昨年とは違い、今年は後続に3打差をつけての最終日。優勝大本命からのスタートとなる。もちろん違っているのは順位だけではない。「去年は全部攻めていましたが、今年は攻めと守りが出来るようになりました。今年はコースがあまり難しく見えていません」と自身の成長にも手ごたえを感じている。悔しい思いをした先週のリベンジと、1年間の成長を見せる舞台は整った。「自分の目標に向かってプレー出来れば、良い結果もついてくると思う」。あとは笑顔で18ホール回るだけだ。


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